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「ププッ……『天丼じやなくて天童です!』とかヤバ……ふっ……あははは!!ひぃ〜腹痛い!」
「もー……Aちゃん何してくれてんの?さっきの賢二郎の絶対零度の瞳見た?あれ向けられたら凍るよ?それこそ」
「知ってる」
「あ、うん」
少し離れた所から、皿を洗う水音がする。
そこにいるのは勿論賢二郎で、「(一応)お客さんに片付けさせるわけにはいかないので」と言われ、その言葉に甘えた。
一応って言葉が聞こえた気もするけど、それはきっと気のせいだヨ。
まぁ、そんな賢二郎に聞こえないように、Aちゃんに文句を言う。お陰でさっきは心臓止まるかと思った(いろんな意味で)。
「も〜白布のリアクションも相変わらずだなぁ本当……私には向けられないけど」
「……」
さっきまで笑ってたはずなのに、時折こうやってAちゃんは悲しそうな表情を見せる。
でも、そりゃそうだ。どんなに元気な子でも、俺には見えてても、この子は幽霊で、本来なら存在すべきじゃないんだから。
俺は、どうしても今まで聞きたくて聞けなかった事を、思わず口にする。
「Aちゃん」
「ん?」
「……幽霊、って事は何か未練ある感じ?」
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花見っ子(プロフ) - しらぶんさん» いろいろ嬉しい、嬉しすぎる……コメント、閲覧、応援等々、本当にありがとうございます!! (2018年9月15日 20時) (レス) id: e5466e3cbf (このIDを非表示/違反報告)
しらぶん - 号泣しました…(/ _ ; )夢小説の中で一番好きです応援してます!(;o;) (2018年9月11日 21時) (レス) id: 60c7235e41 (このIDを非表示/違反報告)
花見っ子(プロフ) - 名無しさんさん» 嬉しいです!応援とか嬉しすぎる……!こちらこそありがとうございます、頑張ります! (2018年8月29日 23時) (レス) id: e5466e3cbf (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん - ああああああああああ、涙が止まらないぃいいいいいいいい(。´Д⊂) こんな感動的なお話をありがとうございました! これからも応援してます!!!!!!!!!!! (2018年8月27日 0時) (レス) id: 54bde7057f (このIDを非表示/違反報告)
花見っ子(プロフ) - *あまふく*さん» 読んでもらえただけでも嬉しいのに、素敵なコメントまで……!本当にありがとうございます!!そんで白布かっこいいですよね! (2018年8月18日 1時) (レス) id: e5466e3cbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花見っ子 | 作成日時:2018年7月1日 12時