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約束の日。

待たせすぎるのも悪いし

かと言って、遅れるわけにもいかねーし。

約束の15分前、我ながらいいタイミングでついたと思う。

そこから、Aさんが来るのを待った。

どんな格好で来るのか。

どんな風に話しかけようか。

何に乗ろうか。

どうやって告白しようか。

……そんな少し先走った事を考えながら。



「……遅くね?」



最初は気付かないふりをしていたが、明らかに遅い。約束から10分過ぎている。

Aさんに限って、連絡もなしに遅れるなんてありえない……と思う。

なんかあったのか?

嫌な予感がした。

それを確証するように



ピーポーピーポー……



俺の横を、ドップラー効果発揮しながら通り過ぎていく救急車。

俺は無意識に、それを追った。

会→←こ



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作者名:花見っ子 | 作成日時:2018年3月3日 22時

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