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こ ページ5
ある日
「ねー、二口君！」
「何？」
「遊園地行きませんか？」
「……は？」
なんでも福引で２人ぶんの招待券が当たったのだとか。マジでそんな事あんだな。
好きな子に、遊びに誘われるなんて大チャンス。
断るバカがどこにいる。
予定を確認すれば、その日はちょうど部活も休みの日。
心の中でガッツポーズをした。
午前１１時、少し学校から離れた雑貨屋の前で待ち合わせ。
デートみてーだな、って１人で浮かれた。
「あのさ、Aさん」
「んー？」
「……あー、やっぱなんでもねえ」
欲をかいて
彼氏として、一緒に遊園地に行きたいなんて思ったけど
フラれる確率もあるわけだし
遊園地行った帰りにでも告白しよう。
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作者名：花見っ子 | 作成日時：2018年3月3日 22時
