【オリジナル】作詞してみました。

「私と世界と天と」 ページ14

「私と世界と天と」



窓の外に映る空は今日も暗く陰る
湿った空気がまとわりついて足取りも重く揺れる
あの日君が放った言葉が
今も私の心をがんじがらめにして離さないんだ

逃げ出した私は弱いですか？
閉じ込められることに怯えて 逃げ出した私は弱いですか？
認めることが恐くて ずっと目を閉ざして
霞がかる天が私を見下ろして笑った
嘲笑うようなそれが嫌になる
伸ばした手が空を切って 私は雨に溶ける

孤独でいることに慣れても恐怖は消えない
行く手の見えないこの道を誰か照らして 私を導いて


モノクロームが世界を覆い尽くしてゆく
色づくことを知らない空は今日も雨を降らせる
君が私を傷つけたあの日
うざったいぐらいに太陽が照りつけていたのを覚えてる

逃げ出した私は愚かですか？
消えない記憶と向き合わず 逃げ出した私は愚かですか？
認めることを諦め ずっと目を背けて
歩く道には霧がかかり 行く先など見えない
私になど生きる価値がないと笑う
零れた涙は風に乗って君の元に届くよ

孤独が辛いと泣く人をなぐさめることは出来ない
支えられて歩くこの道には今 誰もいないから


逃げ出した私は弱いですか？
閉じ込められることに怯えて 消えない記憶と向き合わず
逃げ出した私は愚かですか？
霞がかる天に笑われ 霧かかる道に迷い
生きること それが辛くて諦めた私は卑怯ですか？
ごめんなさい ありがとうございました さようなら
降り注ぐ涙雨は私の孤独な心を凍らせ 眠らせる
時がたって私の溶けた心が
世界中の光を奪って 闇を誘うとしても
逃げ出した私は本当に無力ですか？

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