個性豊かな我ファン日常

優しいのは ru[疲労] ページ31

よぉしわっち頑張っちゃうぞ〜〜！！(日付が変わった)

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優しいね。

　子供のころから、言われ続けてきた言葉だ。大人たちは、やさしさが、人を救うと教えてきた。でも俺は気づいてしまった。人の悲しみが。いくら自分が支えになろうとしても、誰かを救い損ねていることに。
　誰かが助けを求めていても、結局自分は、全員を救えていない。救おうとすらしていない。すべて、他人事のように考えてしまっていた。
　今も、どこかでずっと、助けを求めている音(こえ)がしている。でも、結局それらは、俺らは忘れてしまうんだ。それに涙を流すことができない自分は、優しくなんてないんだと自嘲した。

　法律も、この家でのルールも理解してる。それを破ろうとはしない。昔のころの俺なら、ほかの人に迷惑をかけたくない一心だっただろう。しかし、今は違う。自分と違う考えの人間を要らない、と感じないために、自分が合わせているだけ。それを自覚した瞬間、昔の自分が崩れていく感覚があった。
　一度、要らないと吐き捨てたことがあった。其のときに

「さよなら」

と言われたのに、涙を流すことができなかった。
　感じたのは、人がいなくなって自分に降りかかった仕事。結局は、自分が楽したいから作り笑いをしているだけなんだ。

　助けてなんて声も、結局はみんな忘れるんだ。
　助けてなんてくれない。

　でも、なんで俺は、メンバーを助けてしまうのか。なぜ、その喜んでる顔に、心が震えないのか。

俺は、誰のために、優しく在りたいのか…？

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「らんとって優しいよな。俺らには過保護か、ってくらいなのに、他人に対しては無関心だもんな。これが本当の『他人事』ってやつなのかな。」


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参考曲…他人事の音がする

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