夕焼け空でまたいつか、 rv+rn[姉さま] ページ19
小学生4年生の時に、父さんの転勤で関西に越してきて住み慣れた東京の別に綺麗でもないマンションから来た。
母さんは越してきてから生活がちょっと苦しくなったのが原因でパートを始めた。父さんは元から仕事が忙しくて会えなかったから別に寂しくはないけど、朝しか母さんに会えないのはちょっと寂しかった。
知らない人ばっかりの学校はすごく怖かった。友達ができないんじゃないかって心配だった。
みんな、聞きなれてないイントネーションで喋るから、話すのが苦手だった俺はうまく会話ができなかった。
そのせいかだんだん俺に話しかけてくれる人は誰もいなくなってひとりぼっちのままで2年間もすぎていた。
別にいじめられてるわけじゃないし、やなこと言われてるわけじゃないって誤魔化してた。
誤魔化そうとしてた。
大好きだった剣道も楽しくなくなってきた。
今日は、剣道行きたくないな。って1人の帰り道でポツリ呟いた。
rv「じゃあ行かなくてもええんとちゃう?」
rn「…へ?」
聞こえてきた声に驚き間抜けな声を出す。
rv「へ?って変な声にゃう〜!」
声の主の、俺と同じくらいの背丈の茶髪の男の子(?)は、俺のだした声を馬鹿にするように口に手を当て笑うふりをした。
rn「にゃ、にゃう?ていうかきみだ、誰?」
rv「そんなことはどうでもええの!君、今剣道行きたないっちゅーとったよね?」
rn「どうでも…?まぁ、うん…そうだけど」
初対面でどうでもいいって結構ショックだ…
そんなことを考えていたら、茶髪の男の子(?)が
rv「だったら、一緒に遊ばへん?僕と一緒に!」
rn「急だね、って待って!?」
茶髪の子は俺の手首を引っ張って走り出していた。
rv「冒険にゃう〜!!」
そう言って楽しそうに走る彼はすごく眩しくて、綺麗で俺の寂しさがどこかへ消えていくようだった。
それから、名も知らない子と2人で日が暮れるまでさんざん遊んだ。「またね」って優しく笑いあって家路に着いた。
家に帰ったら父さんも母さんもいて「家にらんとがいなくて、剣道にも来てないって連絡が来たから心配したんだよ」って抱きしめられて嬉しいのに、いっぱい涙が出てきた。
寝る時母さんが俺のおでこに優しくちゅーをしてくれた。そういえば、今日遊んだ茶髪の子の名前聞いてない事を思い出してちょっと悲しくなっちゃった。
でもきっと会えるよね
………………………………
現在
rn「あの子がルーヴだったの!?」
rv「そうにゃう〜気づいてなかったん?」
rn「う、うん…」
rv「僕はすぐ気づいたにゃう!」
rn「ルーヴすごいね…!」
- 金 運: ★☆☆☆☆
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- 健康運: ★★★★★
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疲労少女(プロフ) - ハテナ氏参加草(いいぞもっとやれ) (2018年10月24日 7時) (レス) id: 863c6516a6 (このIDを非表示/違反報告)
疲労少女(プロフ) - ぬるまさん» いえ、私が変な時間に更新してしまうのが悪かったんです。罪悪感を抱かさせてしまい申し訳ございません。 (2018年10月22日 19時) (レス) id: 863c6516a6 (このIDを非表示/違反報告)
疲労少女(プロフ) - (名前)おにまるさん» そうです…拡散希望タグつけていただきたい…なるべく画面付きで… (2018年10月22日 19時) (レス) id: 863c6516a6 (このIDを非表示/違反報告)
ぬるま(プロフ) - えっ…消えてたんですか…すみません…!! (2018年10月22日 19時) (レス) id: c3be218803 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)おにまる(プロフ) - え?疲労氏某アプリってあれの事ですか? (2018年10月22日 19時) (レス) id: 171c5edbad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:我ファンズッ友同盟占ツク係 x他5人 | 作成日時:2018年8月28日 22時