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10話 ページ10

ライブが終わり席を立とうとすると後ろのほうから会話が聞こえてきた

「出待ちどうする?自分川西さん待ちたいなー」

…皆川西さんのことばっか

もてもてだなあ

また心がキュッとなった

まぁ仕方ないよあんな面白くてかっこいいんだから

もやもやが収まらない気持ちを押さえつけて家に帰った

賢志郎さんライブ来てくれてたんやねありがとう

家に帰ると賢志郎さんからLINEが来ていた

Aいえいえ!すっごく面白かったです!!

賢志郎さんから連絡が来るなんて嬉しいなあ

あ、でも来てるのわかったのはやっぱり目あったからなのかな

賢志郎さんぱって客席みたら可愛い人おったからドキッとしたわ笑

ドキッと???

そんなわけないと思いながら文字を打つ

Aお世辞でもうれしいです笑でも賢志郎さんもステージに立ってる姿とってもかっこよかったですよ!

どうだドキッとしたか!!なんて思いつつ文字を打つ自分

しかし

文字を送信した後に恥ずかしくなる

何言ってんだろ自分、気持ち悪いって思われるよ…

やり返しの気持ちで送った文だが本人はどうせお世辞だろう

そんなことを思っているとLINEの通知音がなる

賢志郎さんありがとう!Aさんにそんなこと言ってもらえるとかすっごい嬉しいわ笑

…これはひいてない…のか?

むしろ嬉しがってる???

「よかったぁ」

安堵のため息が出る

安堵のため息…???

ここ数日賢志郎さんと出会ってからというもの

胸がキュッとなったりもやもやしたり安堵のため息がでる

…もしかして自分、

賢志郎さんのことが好き???


好き???


生まれてこの方男性を好きになったことのない自分が?

「賢志郎さんが好き」

口に出してみる

「好き……」

ブワッッと顔が熱くなるのを感じる

お母さん、お父さん、

藤崎A、この世に生を受けて23年、

初めて恋をしました。

「えっえっなにこれ急に恥ずかしくなってきた!!ナニコレコレガコイッテヤツデスカ!????」

思わず布団にダイブして足をばたつかせる

でもどうせ

私には勝ち目なんてないですからね

気持ちが沈んだ

可愛い子ばっかりなのに自分に振り向いてくれるわけがない

隣人になれたってだけで恋に発展するわけがない

隣人であれるだけまだましだ

そう考え沈む気持ちとともにAは深い眠りに落ちていった

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(プロフ) - あんみつさん» コメントありがとうございます!これからはすれ違わさせたりしてもっとありきたりなっちゃうかもしれませんが読んでいただけると嬉しいです笑 (2020年4月10日 17時) (レス) id: 7f4e365d9c (このIDを非表示/違反報告)
あんみつ - ありきたりだけど初々しいのが新鮮だわ笑 (2020年4月10日 17時) (レス) id: 1298649ce9 (このIDを非表示/違反報告)
- 。さん» すみません、自分も前々から作品を作っているもので、ルールは知っているのですが、今回フラグを外すのを忘れてしまっていたようです。次からはこのようなことがないように気を付けていきたいと思います。指摘ありがとうございました。 (2020年3月27日 20時) (レス) id: 8c2ad9c82c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年3月23日 8時

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