テストお疲れ様会を開催しよう ページ34
勉強会は1週間続いて、いよいよテスト当日になった。相変わらず余裕ぶってる生徒は多く、サバナクロー寮にも沢山いるという。
「トワ、いけそうか？」
「ああ、教えてくれてありがとうな」
「一緒に頑張ろうね！」
「トワ」
マナが最後に会いに来てくれた。
「テスト勉強、頑張りましたね。テストは緊張…しないですね、トワは」
「マナとヨトのおかげでもある、ありがとう、頑張るよ」
2人のおかげで復習もしっかりできた。何かお礼でもしようかな。
そしてテストは終わった、授業と同じ時間なのに短い時間に思えた。でも空白は作って無いし自信がある。「トワ君、少しいいですか？」
テスト終わりに学園長に呼ばれた。
「え？これからエペルくん達と…」
「本当に少しです」
「はぁ…なんですか？」
「今回テストを受けて、最近は授業も出ているようですね、どうしてですか？」
「あ〜留年はしたくないから」
「それだけですか？」
「はい、それだけです」
じゃあもう行きますねと振り返った時、学園長は静かに口にした。
「オーバーブロッドした際に出る黒い石を見かけませんでしたか？」
それに思わず足を止めた。さすがに耳に入るか。
「…なんですか？それは」
「とぼけてます？」
「いや、本当に知らないな」
学園長に一瞥すらしないで、僕はそのまま足を進めた。間違いなく怪しまれたが気にしない。部屋に捜索も来そうだがまぁ取れはしないだろう。
「トワクン！」
「お、どうした？」
「テストどうだった？」
「おかげで自信がある」
「良かった！勉強のかいがあったね！」
「そうだ、僕の部屋でジャックも呼んでお茶をしようか、お疲れ様会の意を込めて」
部屋に帰ってお茶の準備をする。ジャックとエペルくんも来て、ヨトとマナ、ユノたちも来て楽しくお茶会を楽しんだ。
「ジャック君、ロセは迷惑してなかったかな？」
「セイヤ！もぉ〜！」
「ロセは普通に良い奴でしたよ」
「エペルくん可愛いね！ユノたちがもっと可愛くしてあげる！」
「えっだ、大丈夫！」
「そうですよユノ、無理強いてはいけません」
「むー、ミコトも説得してよぉ〜」
「そうだ！演奏してあげる！」
ユノは指揮棒を振ると、セイヤとミコトは演奏しだす。それに便乗して、ロセやヨト、マナも演奏し出す。
「あ、やっべ防音魔法かけてねぇ」
「ちょっとうるさいわよ！」
「寮長さん！一緒にいかが？」
ユノはさらに巻き込んだ。
晩御飯前まで続き、でも楽しかった。
やっぱりずっとこうありたいな。
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神里(プロフ) - カナリアさん» ありがとうございます、頑張ります！ (2021年3月27日 14時) (
レス) id: 2475bb3e2f (このIDを非表示/違反報告)
カナリア - 良い作品です。更新頑張ってください！ (2021年3月26日 7時) (レス) id: 74f0a1383a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神里 | 作成日時：2021年2月27日 11時
