全体的にめんどくさいと思ってしまう ページ3
広い庭のような学内をトコトコ歩く。授業中だろうから誰とも会わない。そしてふと思う。
「この制服動きにくいんだけど」
まずこのブレーザー、肩の辺りがなんかやだ。
そして長ズボン、元からこういう長ズボンは嫌いだ。
まずはブレーザーを、某魔法学校みたいなローブみたいにしよう、まぁ細かいことは想像で補おう。
次に、長ズボンを膝上くらいの半ズボンにして、膝下までくらいの黒の靴下にした。
「こっちの方が魔法学校っぽいな」
まぁ先生とかに見つかりやすくはなったかな。制服結構着崩しても大丈夫そうだったような気がしたけど。
とりあえず、図書室にでも行くか。この世界を知った方が良いだろうし。
「あ、そうだ、この子と言えばこれついてなかったね、忘れてた」
ミレナというキャラクターには、両耳に魔法石のピアスがぶら下がっている。目と同じぐらい赤い、唯一無二のピアス。想像で耳につける。
満足して、図書室に向かおうとした矢先だった。
背後から気配がして振り向くと、炎が目の前まで飛んできていた。それに向かって想像しながら息を吹きかけると、その炎は消えた。
消えた炎の先には、授業が終わり、休んでいたモブであろう生徒達がいた。生徒達は驚いていた。
「めんどくさいカマチョって嫌いなんだよね」
呆れてため息をついた。私はそのまま図書室に向かった。
校内を適当に歩いていると、図書室を見つけた。勘で歩いていたから見つけるまで時間がかかった。図書室に入ると、これまでと違った静かな空気を感じた。
役に立ちそうな本を探していると、大きな影に覆われた。振り返ると、金色の目で、ギザっ歯で、青い髪のやたら背の大きい双子がいた。
あー、なんだっけ、ウツボ兄弟のジェイドとフロイドか、めんどくせぇ、心底めんどくせぇ。
「何用でしょうか……」
尋ねると、ジェイドが話し始めた。
「いえいえ、見ない顔だったもので、こんなところで何をしているのです？調べ物ですか？」
「まぁ、はい」
「ではこういうのはd」
「じゃさようなら」
危ない、契約されそうな危機を感じた。てことはアズールもいるのだろうか、静かにしたい時に限って…。「こういう時、セイヤがいてくれたらなー」
セイヤとは、私のオリキャラの1人で、外ハネの黒髪に青メッシュが2本入っている、青目の男子キャラクターだ。お兄さんみたいに頼りがいがあっていつだって冷静で……
「呼んだ？」
「……ん？」
突如、そこには、セイヤがいた。
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神里(プロフ) - カナリアさん» ありがとうございます、頑張ります！ (2021年3月27日 14時) (
レス) id: 2475bb3e2f (このIDを非表示/違反報告)
カナリア - 良い作品です。更新頑張ってください！ (2021年3月26日 7時) (レス) id: 74f0a1383a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神里 | 作成日時：2021年2月27日 11時
