幼馴染みは大変なんです！【d！】 (ページ3)

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3話目ページ3

kn「お～い！A！」

『うるさ』

どうやら鬱の説明してたら終わったらしい

ut(鬱先生)「お待たせ！帰ろか～」

『お前が3人ぐらいいる彼女と喋るノリで話すのやめてもろて』

ut「4人ですぅ～！」

『変わらんやん…てか、突っ込むとこそこちゃうやろw」

kn「アーーハッハッハッ！いいぞ大先生！もっと尖ってけー？」

こんな感じのノリで焼きチーズは地雷だの、ミ◯ドが食いたいだの話してると家に着いた

ut「じゃ、また明日～！」

『あいよ～』

kn「早く鮭作れるようになれよ～！」

『それは無理』

いくら天才な私でも、錬金術は使えないからな…

てか、今日の晩御飯は何も考えてなかった

何にしよう

うん、オムライスにしよう！

『ただいま～』

私は誰もいないリビングに向かって声をかけた

－－－－－－－－－－
『お母さん…？』

「A、絶対にここから出ちゃダメだからね」

『なんで…？』

お母さんは微笑むだけだった

「これ、Aに渡しておくね」

『これって、お父さんの…』

「そう、お父さんの。これお母さんの宝物でもあるから、持っててくれる？」

『うん！』

「それじゃあ、いい子にしててね、A」

お母さんは私をぎゅっと抱きしめた後、私の入っているタンスの扉を閉めた

自分も見えないほど暗くなる

－－－－－－－－－－
しょっぱい

いつのまにか寝てたらしい

時計は午前5時を指している

さすが私、お風呂に入った記憶がある

てかお腹空いたな…

濡れた頬を拭いながらキッチンへ向かう

え？さっきの夢はなんだって？

あれはね…私の過去の話

お父さんが交通事故で亡くなって、

お母さんが1人で私を育ててくれたんやけど…

借金を抱えてたらしく、借金取りがたびたび来ていたらしい

その度に私はタンスの中に隠れていたんだけど、あの日は違った

いや、タンスの中に隠れるのに変わりはないんやけど、

謎にお父さん形見のネックレスを渡してきて

いつもどうり、男の人たちの怒鳴る声がが聞こえるけどお母さんの声は聞こえなくて、

男の人たちが帰ってもお母さんは私を呼びに来ないし

そーっとタンスの扉を開けて外に出たら、部屋がめちゃくちゃになってて

お母さんは首を吊って4んでた

だから、私にはもう家族はいない

あー、テンション下がっちゃった…

なんか音楽聴こ

んー…

ポ◯ティブ☆ダンス◯イム

君に決めたっ！

この曲ほんと元気出るから好きなんよね～