黒王子な8人目！⑤(JW) (ページ29)

今日:8 hit、昨日:18 hit、合計:167,218 hit

And the stars were shining ページ29

深夜1時。

こちらAくんのお家。

ちなみに東京で一人暮らししている方。

そこに、深く帽子をかぶり、マスクをした男性の姿が。

明らかに不審者っぽいですね…。

？「おっそい…」

その怪しい人影は、30秒に1回のペースで腕時計を見て、足を忙しなく動かしています。

もうお分かりですか？関ジャニ∞の横山くんです。

プライベートでも仲がいい２人。Aくんが東京に来てからは、よく遊んでいたそうな。

忘れっぽいことで有名な横山くんですが、Aくんの家は何故かきちんと覚えていました。

『………え。』

横「お前、おっそいねん」

『なんで……』

横山くんは顎先をクイクイと動かして、“中に入れ”と促します。

ーーー

流れる沈黙を最初に破ったのは案の定、横山くんでした。

横「……お前どこ行っててん」

『…中国です』

横「……は！？マジで行ってたん！？」

『……はい』

横「マルが言うから冗談や思ってた……」

そうなんです。

Aくんが中国に行ったことは事務所側が大きく宣伝しませんでした。

その事が引き金となり、"退所した"とか、"大学辞めた"とか噂はどんどん広まるばかり。

最終的には「ジャニーズJr.有望株、黒崎A失踪か！？」という見出しで週刊誌に載ってしまう程でした。

横「どのくらい」

『行き来繰り返してて……2ヶ月くらい…？』

横「なんで連絡取れんかったん」

『え？連絡……あっ、充電……』

横「ほんまお前なぁ……」

相変わらずのAくん。

横山くんでさえお手上げです。

この時、横山くんは「ヒナ連れてこれば良かったと死ぬほど後悔した」らしい……。