黒王子な8人目！⑤(JW) (ページ11)

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あれからAくんとマブダチ(？)なった重岡くんは、周りのJrからも勇者として認められます。

ほら、今もこうやって、

重「やっぱさーAってさー！変やんなー！」

『おい、敬語つかえよ』

お構い無しにタメ口です。

そんな重岡くんの馴れ馴れしさにも慣れ始めた頃、

Aくんを狙うもの(?)が居ました。

ドサッ、

『いってぇ……』

？「あっ、すみま……せ……あ、あのっ！」

『……？』

？「黒崎くんですよね！？ピアノの！！」

『……は？』

重「せやでぇ。ピアノの黒崎くんやでぇ。」

(ちなみに重岡くんは無口なAくんの通訳的なポジションになっていました。)

トリを飾るのは彼です。

小「あの、おれ、小瀧望って言います！」

『こさき……？』

皆さんもうお気づきでしょう。

Aくんは、人の名前を覚える(聞き取る)能力が著しく欠乏している……んんっ！苦手なんだそう。

小瀧くんの名前も神山くん濵田くん然り、桐山くんに(以下略)

決して皆さんの滑舌が悪いわけではありません。

小「いや、コタキっす！」

『コナキ。』

重「コタキやー言うねん」

『あぁ、コタキ、何？』

重「ノゾムやー言うねん。」

『コタキノゾム』

小「はい！正解っす！仲良くしてください！！！」

『…あ、はい。』

ぶつかった所が地味～に痛むAくん。

ものすご勢いでぶつかってきた小瀧くんのことをAくんは、

「藤井以来のシュッとした子に出会った。」と言っています。通称「小瀧の乱」。

自分と同じものを感じた藤井くん、先輩後輩お構い無しの重岡くん、半端ない弟力を発揮する小瀧くん。

Aくんはじめての後輩が出来ました。