【wrwrd!】ねぇ、かまってぇや【zm】 (ページ9)

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かまって 7 ページ9

no side

二人が部屋の扉を開けると、部屋のなかにはすでに家具類が運び込まれていた。

そして一部は既に組み立てられ、適当な所に置いてあった。

『こっ、これ、緑川さん、が...！？』

zm「おん！先やっといた方がええかなって」

Aが驚いて緑川＿ゾムなのだが＿に問う。
それに対して、緑川は照れくさそうにしながら答える。

実は、Aが来る二週間ほど前に、家具などの大きいものは緑川家に届いていたのだ。
それらの内のベッド、本棚、勉強机などは組み立てて置いたのだ。
色などでなんとなく女と察し、急遽色々な物を揃えたりしていたのだが、それはまだ秘密＿＿＿

『ありがとうございます...あっ、あの、本類や白い箱の中身は見てませんよね？？』

少し不安そうに聞く。

zm「何かまずいもんでもあったんか？」

『...緑川さんが見たら、一年以上会えなくなりますね』

zm「はあ！？どういう事やそれ！」

Aが深刻な顔で呟いたのを、緑川は聞きのがさなかった。
一年以上会えない。その意味がわからず、怒ったような声で聞いてしまう。

『え、あ……えっと、違くて、その、会いたくなくなるって事ですっ、お…私に！』

しどろもどろに答えるAに、緑川はやってしまった、と反省しながら、Aの頭を撫でる。

zm「ごっ、ごめんなぁ、怒ってへんよ。……なぁ、会いたくなくなるって事は、会おうと思えば会えるん？」

『え、あ、はい……一応は………」

zm「そうなん？気になるわぁ、見ちゃ駄目？」

素直に思った事を口に出すと、Aは困った様に笑う。

『え、うーん……緑川さんは大丈夫かな………ちょっとだけテストしてもいいですか？』

zm「テスト？」