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幼い頃 親しくなったのが Aだった。世でいう幼馴染という奴だ。
活発で、男勝りな部分もあり女子と遊ぶよりも男達と遊んでる事が多かった。俺なんていつも彼女と一緒にいた。中学生となれば あいつは女の子らしさになっていく ふんわりとした髪に 俺よりもひと回り小さく 小柄な彼女に 密かに惚れていた
彼女に初めて 恋人ができた時も 高校で恋人が 出来た時も 彼女が幸せになってくれればそれでいいと思っていた。恋人と別れた と彼女の泣く姿に 俺は 背中をさすりながら ただ黙りこくっていた
それからも 彼女に恋人が出来ても上手くいかないと 俺に泣きついてくることがあった
俺は ただ 「Aなら大丈夫や」と根拠もなく言い聞かせてた。
自分の気持ちを騙しながら、このままの関係で良かった。
大学になってから彼女との連絡は滅多にすることなく、友人からの噂では 会社の上司と付き合っている と聞いた 。
そんなある日に 彼女から久しぶりに 愚痴に付き合って欲しい と連絡がきた 二つ返事で了承する
そして仕事が終わり約束した居酒屋に来れば、先に来ていたのだろう 既に頬を赤く染めて酔っている彼女が居た。久しぶりに会うからか 高校生の時とは雰囲気も断然違くて 肩まであった髪は更に伸びていて、魅入ってしまう
彼女の話を聞けば、上司 に 浮気をされていた と話し、お酒を次々と飲み続け何杯目かのお酒を飲み干してはメニューへと手が伸びる
このままでは、面倒くさくなりそうだからとメニューを奪い止めればギロっと睨まれるが 怖さなんてなく平然としていれば彼女は諦めて机に並べられたおつまみに手を伸ばす
『運命の人ってホントにいるのかな…』
頬杖をしながら 酔い覚ましで頼んだお冷を眺める彼女を魅入ると彼女の目と合い逸らしてしてしまった
『ねぇ トントンは彼女とか出来たの？』
急に話題を振られて驚きのあまり枝豆が変な所に入り咳き込んでしまう
『ちょっとなに？図星？？』
「ちゃうわ！」
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おまめ(プロフ) - 神桜さん» コメントありがとうございます、少しでも胸きゅんになりましたら嬉しい限りです。のんびり更新ではありますがこれからもよろしくお願いいたします (2020年6月21日 17時) (
レス) id: 9561074fc6 (このIDを非表示/違反報告)
神桜(プロフ) - 思わず胸がキュンキュンする素敵な小説をありがとうございます。これからの作品を楽しみにしています。体調には気をつけられてください。応援しています。 (2020年6月21日 15時) (レス) id: 9ba845ca6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おまめ# | 作成日時：2020年6月9日 13時
