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#A.Riku ページ12

RIKUside












無知ながらに珍しく作ってみた2人分のオムライス

うちの可愛い姫から満点のお墨付きを貰ったところで
時刻は22時過ぎ、散らかったキッチンの後片付け中


洗い物をする俺の腰に密着して離れてくれないA







「RIKUさん香水変えました?」


RIKU「ん?変えてないよ?変な匂いする?」







突然真面目な口調でそんなことを言い出すもんだから
一旦手を止めてTシャツに鼻を押し付けてみるけど

まぁ自分では到底分からないもので


実際香水なんてここ数年変えてないし
唯一心当たりがあるとすれば今日勇征と一緒に飯行ったくらい







「八木と同じ香りしますよ、今日のRIKUさん」


RIKU「すごいね君。大正解だよ」







俺の背中に顔を押し付け、子犬みたいに鼻を鳴らしながら
深呼吸を繰り返すAの吐息が直に当たって擽ったい







RIKU「にしてもよく分かったね」


「まぁ、多分RIKUさんよりは寝てるんで」


RIKU「は?」







この俺より多いってよっぽどだが?

……あいつやってんなぁ、今度会ったら一発絞めてやる
この子はうちのなんだから軽率に手出すなっつって



適当に濯いだ食器を適当に食洗機にぶっ込み、一段落付いた所で
Aを引きずりながら脱衣場まで移動する







「事務所でシャワー浴びてきちゃいましたけど」


RIKU「俺が一緒に入りたいだけだからいいの」


「変態」


RIKU「どの口が言って、」







言い終わる前に躊躇なく目の前で上を脱ぎ始めるAに
見慣れているとはいえ若干思考回路が停止する

……えろ、今日は黒なんだ普通にドストライク


このままここで押し倒してやりたい下心を必死に抑え
あくまでも平然を装って自分もTシャツに手をかける



しかしそんな俺の努力は虚しく散る羽目に







RIKU「……ちょっ、なにして、」


「脱がしてあげます」


RIKU「や、いいって、自分で出来るから、」


「今更なに恥ずかしがってるんですか」







俺の足元に膝立ちで屈み、スウェットに手をかけるAの腕を掴んで
必死に引き剥がそうとする俺

なにこの図。時間も相まって混沌の極みなんだが


際どい体勢で上目遣いで見上げてくる下着姿のAに
元々抑える気なんてさらさらなかった欲が一気に溢れ出した







RIKU「……煽ってきた罰な?」







.

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作者名:u | 作成日時:2021年9月4日 16時

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