俺の望みは？(ベッキョンside) ページ26
俺は自分の競技の並びへ向かった。
先輩も後輩も混合だからたくさんいる。
「ベクー」
振り返るとジュンミョニヒョンだ。
「ヒョンも借り物？」
「まぁね。変なの引かないといいな」
「変なのあるの？！」
「あるよ！"愛してる人"とか"気になってる人"とか…誰が考えるんだろう、本当」
無茶苦茶だ。
そういうの勘弁だなぁ…。
「引いちゃったら適当にAあたりでも連れていくか…」
「…僕もそうしようかな」
「えっ？」
びっくりした。
え、なに。ヒョンってまさか、いや、まさか。
「いや違うよ？役のこともあるし」
「あぁ、そういうこと…」
「ベクが巻き込んだんだからな！」
ヒョンはふざけて俺の胸ぐらを掴む。
「でもさ、あのチャニョルってやつさ。完全にAちゃんのこと好きでしょ」
「そうなのかな…なんか一瞬思ったけど、わからないんだよな〜なんで今だにさ…」
本当俺には理解できない。
ハッピーウイルスとかなんだよ。
女の子にこんな優しくてさ…だから色んな人から好かれて面倒なことなるんじゃん…ってあれ？嫉妬？
「ないない」
「どしたベク？」
「なんでもないよ、ヒョン」
俺の走る順番は5番目。
周りのやつら遅そうだなぁ…
斜め後ろにはあのルハン先輩がいた。
Aがやけに気に入られてる。
この人、好きな人Aだったりしないのかな？
じゃあAはとっておくべき？
バンッ！！！
ハッとするとスタートしていた。
カード引いた時に考えるか…
そして俺の番になった。
よしよし、今のところ一位〜♪
カードを引く、そこには…
"愛する人"
えっ？！まじであるんだ！引いちゃった！
ふと頭に浮かんだ顔は…
「チャニョルーー！！！！！！」
…え。
俺は気づいたらチャニョルの名前を呼んでいた。
するとチャニョルがこっち向かって走ってくる。
でもいいや。男同士のほうが速いし、チャニョルなら気使わないで走れる。
「ベクー！なんのカード引いたんだよー！」
若干息を切らして言うチャニョル。
「いいから！とりあえずゴールしないと！」
手を取り、走り出す。
チャニョル足が長くてなかなか歩幅が…。
でもなんとかゴールできた。
「やったー！！一位だー！！」
チャニョルが喜んでいるうちにカードを係の人に返却する。
「何のカード？」
笑顔で聞いてくる長身野郎。
「なんでもいいじゃん」
これでルハン先輩がAを連れて行くかもしれないし。
…でもなんで俺こんなこと望んでるんだろう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 531人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「EXO」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るぅちゃん - 面白くて可愛い話をありがとうございます！更新ファイティンです(笑) (2014年2月26日 17時) (携帯から) (
レス) id: 60cecbbaa4 (このIDを非表示/違反報告)
フンハン信者ですｗ - 更新できるのなら、待ってます！＾＾ふぁいてぃん！☆ (2014年2月15日 3時) (レス) id: b8e38af7ff (このIDを非表示/違反報告)
どっぽ(プロフ) - ほのぎゅさん» 遅くなってごめんなさい＞＜ありがとうございます！ルハン先輩気に入っていただき嬉しいです；_；更新がんばりますね！ (2013年10月6日 16時) (レス) id: 21e746341a (このIDを非表示/違反報告)
どっぽ(プロフ) - サランさん» 遅くなってごめんなさい＞＜待っててくださり嬉しいかぎりです！(涙)更新がんばりますね！ (2013年10月6日 16時) (レス) id: 21e746341a (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - 更新楽しみに待ってました!!これからも楽しみにしてます (2013年10月6日 16時) (レス) id: 0235ec433e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：たまご | 作成日時：2013年6月18日 8時
