１３４話 ページ37
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生い茂る木の中、私は感覚だけを頼りに勝己たちのことを探して回った。
だが私の勘なんて当てにならず、人の気配は遠ざかるばかり。
やっぱり玉犬を出そうと思ったところで後ろから足音が聞こえた。
『誰かそこにいるの？』
暗闇で何も見えない。かなり身長が高いみたいだ。
「…初めまして。俺たちのオヒメサマ」
蒼い瞳が鈍く光った。
瞬間。あたりが炎で囲われ、私はどこにも逃げられなくなった。
『なん、で』
「俺たちだってお前のこと殺したくねぇんだ。大人しく着いてきたら…」
ぐわんと視界が回った。気づいたらひんやり冷たい地面に横たわっていた。
目眩が治るのを待とうと丸まった。咳をしたのと同時に血が手にこびりつく。
「おい、お前大丈夫か！！？むちゃくちゃ元気だな！」
「黙れトゥワイス」
燈矢くんは私の腕を引っ張って身体についた砂やらを払ってくれた。昔と変わらず優しい手付きに泣きそうになった。
『ごめ、んね…』
燈矢くんは何も言わなかった。
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匿名希望 - まこら、、、？ま、まこ、、魔虚羅？！え？！調伏済みなの？！すっご！！ (11月22日 13時) (
レス) @page47 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
絵里香(プロフ) - 吹雪さん» 喜んで貰えてこちらも嬉しいです！！ (2022年8月17日 16時) (レス) id: b8fe3ad85f (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - ヤバい…！次の小説にいくときにあらすじみたいなの？あらすじ？してくれるのめっちゃ最高❕ (2022年8月17日 15時) (レス) id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
絵里香 - @ゆげ 有難う御座います！頑張りますね！ (2022年6月13日 17時) (レス) id: 9626e67e49 (このIDを非表示/違反報告)
ゆげ(プロフ) - 大好きです！更新、頑張ってください! (2022年6月8日 16時) (レス) @page50 id: c4bdd284a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絵里香 | 作成日時：2022年6月2日 17時
