第一補佐官との日常3【鬼灯の冷徹】

202. ページ23

鬼灯「確かに声で言うのはキツイですから.....これを用意しました」ﾄﾞﾝ

「.....黒豆？」

鬼灯「カカオです」

「「「「「「！？」」」」」」

鬼灯「今からこれを全員に配ります。女性は意中の男性にこれを思いっきりぶつけてください。男性と想い人のいない女性は亡者へぶつけてください」

「「「節分・バレンタインチャンポン！！？」」」

鬼灯「ついでにモテ男は痛めつけられて非モテは多少スッキリできます」

「それドMの勝利ですよね？」

鬼灯「これはお祭りです。ストレス解消と思ってください......始め！！」














ｷﾞｬｰｷﾞｬｰ
燈「なんかいつも以上に騒がしいですね」

『そうですね』

？「あ、A様」

この声は.....

『これはイワ姫。地獄にようこそ』ﾍﾟｺｯ

イワ姫「ﾊｯ(そういえば鬼灯様の嫁だったよね。渡しづらい.....)」

『......あ！私のことは気にせず渡しに言いっても構いませんよ』

イワ姫「はぁ.....」

ｶﾞﾁｬ
イワ姫は閻魔庁の扉を開けた瞬間、

「亡者〜〜外ッ！！」
「イケメ〜ンは内っ」
「亡者〜〜外ッ！！」

そこには獄卒が亡者に向けてカカオをぶつける風景が.....

「なんで鬼に豆ぶつけられんだよォォォ」
「豆まきってやってみると楽しいな」

「今 俺に豆ぶつけたの誰ーッッ！？」
「/////」ｻｯ

唐瓜「お香姐さん俺に.....」
茄子「あ〜〜カカオって甘くないんだ」

柿助「ああっ お前犬なんだからカカオダメだよ」

華「おぉ〜.....豆をぶつけられる側の鬼が形勢逆転して亡者にぶつけています！」

梓「カカオというよりカオスですね」

燈「写真撮って友達に見せますか」ｶｼｬ←スマホのカメラ

『.....あの これどういう状況ですか？』

「あ！A様！実はですね......」




かくかくしかじか



『.....なるほど』

好きな人にチョコではなく原料のカカオをぶつける。いない場合は亡者にぶつける.....でもどうしよう。想定外のことですのでカカオ用意し忘れてました......でも見ていて愉快な光景ですね.....ﾊｯそうだ鬼灯くん

ｷｮﾛｷｮﾛ
あ、いた。拍手してる
投げていない女性は全員鬼灯くん派の女性ですね。

イワ姫「じゃあこのスキにどうぞこれ！！」

あ イワ姫は鬼灯くんにチョコを渡した。女性陣はそれに気がついたのか、

「ああっずるい！私だって本当は」
「私も実は持ってる」
「私も」
「ああっそれアリなの！？私だってあわよくばと.......」

203.→←201.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す