第一補佐官との日常3【鬼灯の冷徹】

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現世

ｸﾞﾂｸﾞﾂ
木霊「.........イワ姫。何をお作りになっているのですか......」

イワ姫「チョコレート」

木霊「チョコの作り方って確か湯煎ですよね......だいぶ煮立ってますけど......」

イワ姫「脳みそ入りだからこれでいいのよ」

木霊「脳入りだから煮立ってるって理屈もよくわからないんですけど何でまた......あっ」


鬼灯「私の作ったみそ汁(みそ=脳みそ)を笑顔で飲める方と結婚しますね」


木霊「あ〜〜.....別に鬼灯様が全面的にぐろ嗜好って訳でもないと思いますけど.......」

イワ姫「わかってるけど合わせたいの......アンタ今「不釣り合い」って思ったでしょ」

木霊「えっ！？いや そんな.....不釣り合いとは思いませんけど....(A様とご婚約していること忘れてるのかな？)」

イワ姫「いいのよ。答えにくい質問して悪かったわね。鬼灯様結婚してるし」

木霊「(あ、覚えてる！)でもっ イワ姫のそういうお強いところ私は嫌いじゃないですよっ」ﾎﾟｺﾎﾟｺﾎﾟｺ

イワ姫「アンタって優しいわよねー.....「美女と野獣」って言葉はあるけど......「美男と醜女」って言葉はないわよね。少女漫画で稀にあるけどでも主人公の女の子「ブス」って言うほど？一定以上に描かれるわよね。「ブス専」はもはや性癖なんて言われるし......でも希望くらいあっていいじゃない」

サクヤ姫「姉様〜富士のお供物のおすそわけ......あっ！何 チョコレート！？わぁ私も作りたい」

イワ姫「出たわね ゆるふわ女！！アンタはニニギと夫婦つつましく暮らしてなさいよ！」

サクヤ姫「だってあの人結構大概なんだもん！結婚した後大変だったのよ！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

自分から娶ったのに認知をしぶる天孫ニニギノミコト

木霊「(ニニギ様って......)」

サクヤ姫「姉様 もしかしてそれこの前補佐官様にあげるとか？」

イワ姫「うっさいの！無理は承知でやってんのよ！」

木霊「.....しかし鬼灯様 バレンタインなんて興味ありますかね？」









幼稚園

葵「今日、父ちゃん機嫌悪くてさ。話しかけるのにも大変だったよ」
翠「俺も」
紅「僕も」

燈「そうですか」

一応紹介します。
ヤンチャな葵(あおい)
ツッコミ担当の翠(みどり)
冷静で引っ込み思案の紅(べに)
名前に合わない性格ですが、そこは飲み込んでください

葵「鬼灯様は？やっぱ機嫌悪ぃ？」

燈「......いえ、いつも通り母さんの頬にチュッとして仕事に行きましたよ」

翠「チュッて......チュッておい....../////」

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