第一補佐官との日常【鬼灯の冷徹】

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ﾎﾞｫ
鬼灯「さて獄卒の皆さん」

ﾎﾞｫ
『我々にとってここからが本領発揮 今宵は送り火の日 亡者も次々と戻ってきます』

ｶﾁｯ
ﾎﾞｰﾝﾎﾞｰﾝ
鬼灯「時刻は午前0時 フィナーレであり休み明けです」

『気を引きしめ取り逃しのないように(・・・・・・・・・・)して下さい』

「「「取り逃し？」」」

ﾎﾞｵｵｵ
鬼灯『「毎年現世から戻りたがらない亡者を引き戻しに行きますよ！！」』

「「「「「「オオオオオオオ」」」」」」

ﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀ
彩葉「え？」ｷｮﾛｷｮﾛ

燈「なるほど。帰ってこない亡者を獄卒たちが連れ戻しに行くんですね」

彩葉「現世では夏に百鬼夜行が見えるって言うけどまさか.....」

華「彩葉さん、獄卒やっていけますかね？」

彩葉「......頑張る」

梓「応援してますよ」

ﾊﾞｻｯﾊﾞｻｯ
？「貴方、獄卒の方ではありませんね？」

彩葉「？」

誰？

？「おや？燈、華、梓」

「「「律にぃ」」」

律にぃ？烏天狗？

律「こちらの方は？」

「「「看護師さん」」」

律「看護師......あぁ、あなたが！」

彩葉「？」

律「姉から伺ってます。私は姉、基Aの弟の律と申します」

彩葉「あ、貴方が噂の！私は彩葉と申します」

「「......」」←何話そうか悩んでる

彩葉「.....羽触ってもいいですか？」

律「いいですよ」

ﾊﾞｻ
ﾜｼｬﾜｼｬ
彩葉「綺麗な羽毛ですね。フワフワです」ﾆｺｯ

ﾄｸﾝ
律「？」

燈「赤い実が弾けた気がします」

華「うん。私も聞こえました。プチっと小さな音が」

梓「？」←ちょっとよく分からない







彩葉side終了









ｼｬｸｼｬｸ
梓「りんご うまま〜♪」

『......レディ・リリス』

燈「？え？」

『いえ ふと思い出したんです』

華「リリス.....さん？」

『西洋の女悪魔「リリム」の親。リリムとは修道士を惑わす誘惑の悪魔達のことです』

梓「妲己さんに似てます」

『アダムにはイブの前にもう一人妻がいたのを知っていますか？』

燈「アダムとイブは知っていますが、そうなんですか？」

『はい。アダムとイブが最初の人類。それが聖書における一般的な考え方ですが、実はリリスという嫁がイブの前にいたという説もあります』

華「なんでイブの前なんですか？」

『それは.....「どちらが上か下か(・・・・・・・・)」でマジの大喧嘩。リリスはエデンを出奔してしまう。これが人類初の離婚です』

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