第一補佐官との日常【鬼灯の冷徹】

115. ページ17

鬼灯「すみません、子供達の世話を任せてしまい」

『いえ、あの子達もいい子ですし』

鬼灯「ですね」

ちゃんと父親してますね

鬼灯「現世の地獄絵でも閻魔大王は一番大きく描かれることはありますが、実際そうなんですよ」

唐瓜「.....変なだまし絵みたいだなあ.....」

「我々なんて大王に比べたら十把一絡げ」
「そうそう 現世の我々の絵なんてパンダ並みに個体差もありませんし.....」
「こうして閻魔大王主催の会食へ出席できるなんてありがたい話です」
「食卓も豪華ですねえ〜〜 さすがは大王」

閻魔「イヤ これは鬼灯君とA君が.....」

「ほお〜」

唐瓜「王がこれだけいると壮観だなあ」

『せっかくですから紹介しましょう。10人もいるのでテンポよく サンハイ！』

ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ
秦広「ひ〜とり」
初江「ふ〜たり」
宋帝「さんにんいるよ」
五官「よ〜にん」
閻魔「ご〜にん」
変成「ろくにんいるよ」
太山「しちにん」
平等「はちにん」
都市「きゅうにんいるよ」
五道転輪「じゅうにんのさいばんか〜〜〜〜ん」

鬼灯「ついてこれましたか？」

唐瓜「歴代の校長の写真を見てる気分でした......あと閻魔大王見切れてましたけど......」

『よく「秦広王のほうが閻魔大王っぽい」と亡者に言われます』

鬼灯「そして一人一人に補佐官がついてます」

宋帝「ワインを取ってくれ」

「ハイ かしこまりました」

『補佐は鬼だったり人だったり獣だったりします』

閻魔「鬼灯君 ビフテキ取って」

鬼灯「あ ハイ 投げるので口でキャッチして下さい」

閻魔「犬かワシは！！？」

五道転輪「＿＿＿ところで、最近は供物も多様化してますね」

閻魔「そうですなあ.....昔は飯と水があれば贅沢な方でしたね」

変成「今の亡者はケーキや料理が普通にあって幸せですね」

五道転輪「ええ それに供養の仕方も個性的でいいですね」

え？

五道転輪「この前来たヤンキーの亡者はお墓にアートを施されたそうです。変わった墓参りですね」

『それ墓参りじゃなくて』

鬼灯「御礼参りですよ多分」

五道転輪「あぁ〜そうでしたか」ﾊｯﾊｯﾊｯ

『五道転輪王は聡明な方なのですが.....』ﾋｿﾋｿ

鬼灯「少々ポヤンとしたところがありまして.....」ﾋｿﾋｿ

唐瓜「あの人がラストの裁判官で大丈夫なんですか？」ﾋｿﾋｿ

初江「それにしても久しぶりです」

宋帝「お互い多忙ですしねぇ」

五官「大王は特に地獄の管理もなさっていますしねぇ」

小鬼(長男)は千葉に落ちました【弱虫ペダル コラボ】→←114.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す