第一補佐官との日常【鬼灯の冷徹】

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ベルゼ「.....アンタ意外といい奴だな」

鬼灯「どういうことです？」

ベルゼ「......いや スゲー朴念仁なのかと思ってたからさ」

鬼灯「節度があることと朴念仁は違います。鬼だろうが人だろうが虫だろうがオシベだろうが「漢(オス)」の行き着く先は皆同じ」

ベルゼ「草食が流行ってるジャパニーズとは思えん強気な発言！」

鬼灯「誰彼構わず女性をはべらかせたいとは思いませんが」

ベルゼ「ああ まあそこは紳士たるべき所だがな でも.....「上は大水 下は大火事」漢(オス)にとって正解はなーんだ？」

お風呂？

鬼灯「据え膳食う前における脳と本能」

本能には逆らってしまうってことですか？

ベルゼ「今 何かおおいなるつながりを感じた.....いやすまん はしたなかったな」

鬼灯「いえ こちらこそ」

ベルゼ「.....まあ.....なんだ.....君とこんなに話が盛り上がるとは思わなかった」

鬼灯「私もです」

ベルゼ「俺はあのメイド服見慣れてるけど.....衣装って「おっ」と思うよな」

鬼灯「確かに.....ああ すみません時間が」

ベルゼ「あっ そうだったな ではまた」

この時西洋地獄と日本地獄のナンバー2同士の男の友情が若干芽生えた









『あ・ず・さ』ﾊﾟｸﾊﾟｸﾊﾟｸ←口を動かした

梓「あ・じゅ.....ﾋｸﾞｯ」

『ﾌﾌｯ大丈夫です。成長は自分のペースです。速さもないのです。ゆっくりで十分です』ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

梓「あぅ......」

「オッギャアオッギャア」

梓「.....オギャア」

『そこは言えるんですね......』

茄子「あ、A様！」

『これは茄子さん』

茄子「これからスケッチするんですが、一緒にしませんか？」

『......見るだけならいいですよ』

茄子「はーい」









ｶｷｶｷ
『すみません、唐瓜さん』

唐瓜「いえ、梓ちゃんいい子ですね」

梓「えへへ 褒められた あいがと」

唐瓜「うぉ！喋った！」

『烏天狗は成長が早いんです』

唐瓜「そっそうですか......」

『お二人とも兄弟は？』

茄子「一人っ子」
唐瓜「姉が一人います」

『なるほど』

鬼灯「茄子さん......スケッチですか？」

茄子「はい」

唐瓜「あ お疲れ様です」

梓「お父さ」

鬼灯「.....何故ここの景色のパースをとりながらこの絵を......」

茄子「見てたら浮かびました。これはシュールレアリスムを基盤に昨今の金欲主義への警鐘と肉欲への皮肉を折りまぜた地獄絵です」

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