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fk side
Dr｢思ったよりかなり進行が早いんだ…
あくまでも一つの手段として考えてみて欲しいんだけど、車椅子の生活に切り替えるのはどうかな
まだ深澤くんの右半身は機能してるし、杖を使って生活することも可能だけど
筋力の数値とかこれまでの進行の早さを見ると深澤くんの右半身はあと1ヶ月持つかどうかも分からない｣
｢…せんせ？
ってことは、今まで1ヶ月半リハビリしてたのは意味ないってことですか？
進行遅らせることはできるって…
先生言ってたじゃん……
なんで……っ！！！！｣
八つ当たりしたってこの現状は変わらない
でも
みんなに言えない苦しさや辛さを何も悪くない先生に八つ当たりしてしまう
Dr｢…深澤くんの苦しみ全部は僕には分からない
でも、深澤くんは僕の患者だ
深澤くんの病気のことを一番理解してるのは僕だと思っている
だから、諦めないで欲しい
治療法がないとか進行が早いからもう無理だとか言わないで？
僕はこの病気の治療法を見つけることが夢なんだ
深澤くんは夢がある？
もしあるんだとしたらそれが叶うまで頑張って欲しい
もし限界がきたらメンバーのみなさんでもいい、僕でもいい
少しでもいいから周りの人間を頼って、ね？
諦めないで僕と一緒に頑張ろうよ｣
29歳のいい歳した大人が情けないくらいわんわん泣いて
それを静かに受け止めてくれた先生
久しぶりに感情を表に出せたのは先生のおかげなのかもしれない
先生、これからもよろしくね
こんな面倒な患者だけどさ、わら
俺頑張るって約束するから
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作者名：もも | 作成日時：2021年10月17日 23時
