逢いたい (ページ12)

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fk｢…ごめん、俺死ぬかもしれねえんだわ…笑｣

笑いながらそう彼は言った

強がってたことなんてあの当時の俺も分かっていたはずなのに

｢…いや、笑い事じゃねえだろ…｣

fk｢…だよなー…｣

ふっかはALSとかいう難病指定されてる病気らしい

ほんとに他人事みたいに思ってしまう

ru｢…俺その病気知ってるよ｣

fk｢知ってんだ、なら話は早いなー

もう若干手に力入りにくくなってきててさ歩きにくさもあるんだよね

だから俺グループの活動できないんだ

…ごめんね？照

俺嘘ついてさ…｣

｢…いずれ車椅子生活になるってことだよな？

車椅子でもできることはたくさんある

話せなくても意思疎通できる手段は沢山あるだろ

やってもねえのに諦めんなよ

…俺なりに調べてみるわ

じゃ、おつかれ｣

sk｢照！｣

そう佐久間の声が聞こえた

耐えられなかった

十何年一緒にいたふっかが簡単に死にますはい分かりましたなんて受け止めきれるわけねえだろ

できることは無限大

俺なりにできることは全部やってあげたい

そう決心した日だった