5 ページ9
__翌日。
ふと、A組をちらりと覗くと、例の転校生(昨日の竜王戦で晃牙に顔面を踏まれたらしい。行かなくて良かった。)、あんずとスバルと、あとゆうき?だっけメガネのひとと、あとA組の委員長が話していた。
ちなみに、俺は遅刻したので今は授業間の休憩時間である。
授業はサボることにした。その辺でぷらぷらして時間でも潰そう。
ふらふらと、校内をゆったり散策していると、また転校生御一行と遭遇した。
というか俺が見かけてるだけなんだけど。
後輩の子と話してるみたいだ。
あの子誰だろ。
とか考えていると、近くで転校生が姿を消した。
あれ、マジック…じゃなさそうだな〜…
んん?あれは……、あ、軽音部の?
面白そうなのでついていくことにする。
というか転校生は女の子な訳だし、何かあったら大変だからな…?
そのままついていくと、やっぱり軽音部の部室についた。
軽音部の部室って禍々しいな…
棺桶置いてあるし。
これ、三奇人の朔間零が入ってるんだろ…?
ぱっ、と顔を上げて奥の方を見やると、転校生が珍妙な格好で踊っていた。
え。本当に何してんの?あ、転けた。大丈夫か?
スバル「あれ!?マーネ(周のこと)って軽音部だっけ?!」
いきなりスバルが素っ頓狂なことを聞いてきたので、笑いながら返す。
『いや?バルスぅ、お前と同じ部活だけど忘れたのかよ〜?』
北斗「明星。お前の知り合いか?」
スバル「うん、マーネは同じ部活の友達!」
『B組の和樂周。『briller』っていうユニットのリーダーやってんだけど知ってる?』
北斗「『briller』…、あぁ、知っている。あの生徒会派の…」
スバル「で、なんでマーネがいるの?」
『面白そうだからついてきた。』
ずこ、と効果音が付きそうな感じでスバルがずっこける。
朔間零先輩が何かを話し始めたのでちゃんと黙る。
あの人怖いもん。
零「…それで。おぬしも手を貸してくれるのかえ?」
『んぇ…?』
そんな間抜けな声で返答をする。
要約すると、彼奴らはとりっくすたぁ(あとで綴りを調べよう)というらしい。
聞いたことのないユニットだ。
そんでもって彼奴らは学院の改革のために頑張っている、らしい。
ん?これから頑張るのか?まぁ、いいや、それで、その改革のために軽音部が一肌脱いでくれるようだ。
それに、俺も協力してくれないか、という話だ。
零「おぬしは生徒会派の『ユニット』じゃからのう、色々と立場はややこしいかもしれぬが、できる限り力を貸してくれんかのう?」
5人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あずさ(プロフ) - ありがとうございます!返信遅くなってしまいすみません… (2021年6月23日 15時) (レス) id: 29128fcf9c (このIDを非表示/違反報告)
ひな - いえいえ、こちらこそです、更新頑張ってください,(≧▽≦) (2021年6月15日 10時) (レス) id: 29128fcf9c (このIDを非表示/違反報告)
あずさ - ひなさん» なるほど、アドバイスありがとうございます〜、変えてみますね!あと、読んでくれてありがとうございます! (2021年6月15日 10時) (レス) id: 0563638920 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 面白いです。楽しく読ませて貰ってます。ただ、若干設定が読みづらいので、分けてみては如何でしょうか…? (2021年6月15日 10時) (レス) id: 29128fcf9c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あずさ | 作成日時:2021年6月12日 11時