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そして迎えた、10月のランク戦。
二宮隊はB級上位であるためか、初戦から名の知れた部隊との対戦だ。
第1ROUNDでは二宮隊、那須隊、荒船隊で対戦。
実況フロアには既に観客がちらほらと居る。
解説席には海老名隊オペレーターの武富桜子、東隊の東春秋、嵐山隊の佐鳥賢が座っていた。
ランク戦の開始まで、まだ三十分の余裕がある。今回マップの選択権が無い二宮隊は言わば"いつも通り"過ごしていた。
隊の訓練室にて、Aはひたすらに的を射抜いていた。今回、初めて出るランク戦に不安が無いとは言いきれない。いつも護身用に持っていた銃型トリガーも無いため正直、心細い。
ドンッ、と再び的が射抜かれる。
そこで丁度、オペレーターの氷見から集合するように声が掛けられた。
「緊張してる？」
くすりと小さく笑われ、少し気恥しい。そんな様子の彼女を見て、氷見は大丈夫だよと声をかける。
「大丈夫だよ。うちの隊は、とても強いから」
その言葉にAは頷く。二宮隊の強さに疑いは無い。
だが……やっぱり緊張してるのかな、とAは何だか微妙な気持ちになった。
「さぁ！始まりましたB級ランク戦昼の部、第1ROUND。実況は私、武富桜子がお送りします！解説席には、東隊の東隊長と嵐山隊の佐鳥隊員に来ていただいています！」
「よろしくお願いします」
「よろしくお願いしま〜す」
海老名隊のオペレーター、武富桜子の元気のいい挨拶から始まったB級ランク戦。武富は早速、解説の東に戦況の予想を聞いた。
「今回のマップ選択権は那須隊にありますが……この戦い、やはり厳しいのは那須隊でしょう」
「それは、どうしてでしょうか？」
「那須隊には、那須隊員の『鳥籠』がありますが、やはりそれでは他二つの隊に対する火力が足りないでしょう。だけどこれは、また戦況で違ってきますからね」
東の予想に、武富は成程と頷き、続いて佐鳥に尋ねる。
「いや〜……やっぱり、二宮隊の圧勝じゃないですかね。今回から期待の新人もいるみたいですし」
佐鳥の言葉に、武富は大きく頷いた。
「二宮隊の狙撃手、槻島隊員ですね！槻島隊員は"人の思考を読む"サイドエフェクトを持っているようですが……それがどう作用するのか見所です」
＿＿＿B級ランク戦まで、あと15分。
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続く (更新停止中)
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加賀屋 - ユイさん» ご指摘ありがとうございます。 (2021年2月15日 21時) (
レス) id: 779212be80 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ - 犬飼先輩は辻君のことを辻ちゃんと呼んでいますよ。 (2021年2月1日 16時) (レス) id: e84559c347 (このIDを非表示/違反報告)
加賀屋 - ロゼファさん» ご指摘ありがとうございます。トリガーに関しましては私の知識不足です、申し訳ありません。正直自分でもどうかと思っていましたので、ありがとうございます。更新頑張ります。 (2021年1月26日 15時) (レス) id: 779212be80 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼファ(プロフ) - そしてもしそれを伏線としてるのだったらすいません。更新頑張ってください！長文失礼しました (2021年1月23日 21時) (レス) id: f43344f619 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼファ(プロフ) - トリガーってメインとサブ合わせて8こしか入らないはずだと私の記憶にはあるのですが…。玉狛でもないのに、それって破綻していると思います。それとも2つトリガーを使ってるってことですか？もし私の情報が違ったらすいません。 (2021年1月23日 21時) (レス) id: f43344f619 (このIDを非表示/違反報告)
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