THE WORST 《Another Story》① (ページ33)

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続き② ページ33

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中越「ってぇ～...」

『あー、ごめんな。大丈夫？』

「てめぇなに中越さんにぶつかってんだよ！」

「やめとけ、この人Aさんだ。」

『なに、私のこと知ってんの？』

中越「当たり前ですよ。
知らないんですか？自分がいま鬼邪高で人気だって。」

『なになに人気って！
喧嘩したいやつNo.1的な！？』

中越「違いますよ。」

『違うの！？』

中越「先輩、変な人ですね(笑」

『せ、せんぱい...』

どこに行ってもAさんって呼ばれるから聞き慣れない“先輩”呼びに思わずニヤける。

中越「あっ、先輩髪にゴミ付いてますよ」

『んー、どこ？取って』

中越くんの顔が近づき恥ずかしくなって目を瞑ると唇に何かがあたる。

まさかと思い目を開けると中越くんは笑っていた。

『いま...』

中越「スキありすぎですよ。」

『なっ、先輩をバカにしやがって！』

中越「ゴミ取るだけなのに目を瞑るのがいけないんですよ(笑」

『だって、顔近いから///』

中越「あー、あの人たちが手を焼く理由がわかるわ(笑」

『...？』

中越「なんだか俺も先輩に興味が出てきました」

『え、喧嘩する？』

中越「そうですね、でもまぁそれは今度にしておきます。」

その後も何か言ってけど、結局よくわからないまま中越くんは去って行った。

今からどうしよっかなーって考えていると電話が鳴る。

［もしもし、おれおれ～］

『オレオレ詐欺ですか』

［愛しの有くんの声がわかんないでちゅか～？］

『切るよ』

［待って待って！］

『なに』

［今日会えない？］

『...いいよ。』

［じゃあいつもの場所で］

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清史「泰志！あれAじゃねぇか？」

一応全日の時間が終わった後、校門に向かって歩くAがいた。

泰志「おい、A！」

『ん？あー、泰志』

泰志「帰るんだったら送ってやるよ」

『今日は大丈夫。この後用事があるし』

泰志「あ、そう。気をつけて帰れよ」

いつもとは逆の道を歩いていくA。

清史「彼氏かもな！(笑」

泰志「あ？」

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