THE WORST 《Another Story》① (ページ30)

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続き⑥ ページ30

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いつからだろう。
誰に言われるわけでもなく、“無理”という二文字だけで自分の限界を決めてしまうようになったのは...

そう、限界なんて自分の頭の中にしかないんだよ。

ごちゃごちゃ考えるより俺たちは______

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司は一人で田舎にいる楓士雄の元へ来ていた。

司「楓士雄、久しぶりだな」

楓士雄「...司？こんな田舎までどうした？」

司「お前に頼みがある。一回タイマンはってくれ」

楓士雄「悪りぃけど今はそんな気分じゃねぇんだ。」

司「頼む！」

楓士雄「お前がそんなこと言うなんてよっぽどd((」

言い切る前に司の蹴りが楓士雄にあたる。

そして司はよろけた楓士雄に掴みかかり殴り飛ばす。

楓士雄「ｯ...今の俺は手加減できねぇぞ」

司「うるせぇ。とっとと、かかって来い」

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拳(こいつ)で答えを出す。

そうだよな？楓士雄！！______ﾂｶｻ

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『ったく、司はどこにいったのやら...
ん？電話...雅にぃからか。もしもし？』

［今どこにいんの！？］

『鬼邪高だけど』

［お前危ねぇから家帰れ！］

『はぁ？』

［SWORDが九龍と揉めてるって言ったでしょ！？
あ、ちょ広斗！］

『九龍くらい別に...』

［もしもし、俺だけど。］

『広にぃ』

［今は雅貴の言う事聞いとけ。
今お前になんかあっても助けられねぇ。］

『二人とも大丈夫やんな？尊龍にぃみたいに...』

［安心しろ。俺たちは必ず戻る］

『うん...』

電話が切れるとAはその場に座り込む。

『はぁ...』

轟「どうした。」

『轟くん...』

轟「泣いてるのか？」

『えっ...？』

Aの頬に手を添えると、伝っていた涙を親指で拭った。

そしてその手をおろすとAの手を取り誰もいない空き教室へ入った。

『...なに、』

轟「泣きたいだけ泣けばいい。
心配するなここなら誰も来ない。」

『じゃあちょっとだけ、胸借りていい...？』

轟「.....。」

何も言わない轟に抱きつくと声を抑えて泣き始めるA。

轟はそっとAの頭を撫でた。

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