THE WORST 《Another Story》① (ページ18)

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続き① ページ18

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『あたたたっ...』

曲がり角で人とぶつかって尻餅をつくA。

手を差し出して来たのは轟だった。

轟「悪かった。大丈夫か？」

『あ、うん。ありがとう』

芝ﾏﾝ「もしかしてこいつ...Aか？」

辻「確かに似てる。」

『おっ！辻と芝やん！』

轟「なんだ、知り合いか？」

『昔の団地仲間？ライバル？的な』

辻「どうしたんだよこんなところに」

『この度鬼邪高に転校してきましたー！
ち・な・み・に、全日です。』

辻.芝ﾏﾝ「「全日！？」」

『だからあんたたちに挨拶に来たってわけよ。』

芝ﾏﾝ「お前男だったのか？」

『いや、女だけど色々あって全日...うん。』

辻「轟倒してテッペン取るつもりか？」

『テッペンから見る景色は見飽きた。
私はただ鬼邪高のテッペン争いを観戦しに来ただけ。
轟くん、ちゃーんと周り見なよ？』

轟「あ？」

『テッペンって、思ってるよりも意外と複雑やねんで。
辻と芝もちゃんと支えてあげなよ？』

轟「お前に何がわかる」

そういうと、轟はAの横を通り過ぎて行った。

辻「こりゃ別の意味で全日荒れるな。
お前俺らの心配する前に自分の心配したほうが良いんじゃねぇか？」

『ん？なんのこと？？』

芝ﾏﾝ「さぁな。自分で考えろ。」

二人もそれだけ言うと轟の後を追った。

『意味がわからん...』

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「そういえば全日に女が転校してきたらしいな。」

「定時じゃなくて全日？嘘だろ(笑」

「いや、本当らしいぜ。
こいつが轟一派と話してるの聞いたって。」

泰志「その話詳しく聞かせろ。」

「めっちゃ美人でスタイル抜群の女でしたけど、全然喧嘩できるようには見えなかったっすね。」

「その女“ 鬼邪高のテッペン争いを観戦しに来た”って言ってたんすよ！」

「あとは“テッペンの景色が”なんちゃらって。」

清史「おもしれぇ女だな！泰志！！」

泰志「その女どこに行った」

「屋上に向かってました！」

清史「行くか！！」

泰志「おう！」

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『司ここにいるって聞いたから来たのに誰もおらんやん。
ってか、このソファー寝心地良き。』

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