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「まず、私は玄界と繋がりのある近界出身の近界人だ。ニノマエミナトという名前は君たちボーダーの存在をリスペクトして付けた。ニホンジンっぽいだろ？」
「ただ、遠征に来た者たちと何度か会話をしたぐらいではあったが。それでも、君たちのやろうとしていることの素晴らしさはわかったよ
──それからすぐ、私たちのいた国は滅んだ。滅んだというより、衰退した。アフトクラトルの侵攻によるものだ。」
「私は技術者でね。その技術を買われて捕虜にされた。他のみんなは、家族はどうなったか知らない。私は技術を持っていた。……角。トリガーホーン。あれは、私が生み出した、私の母国の技術だった。」
「私は技術者だ。でも、その技術が戦争に使われることは、本当に嫌だった。角が人体に与える影響も考えなければならなかった。まだ未完成だったんだ。角は……」
「角の技術はアフトクラトルに根付いた。多くの戦士たちがその身に角を生やして、桁外れなトリオン能力を得た。」
「その頃に、とある少年に出会った。名はエネドラという。私の大切な仔だ。」
「エネドラは私のことを気にかけてくれていた。優秀で聡く、明るい青年だったよ。…ただ、角の影響なのかな。振る舞いが粗暴になって、記憶も混濁していった。」
「ある日、私はエネドラに捨てられたよ。理由は何となくわかっていた。私が不(A)になったんだ。だからエネドラは──いや、捨てられそうに、殺されそうになっていた私を、救ってくれたんだろうな。私はそうして、玄界に来た」
「私は帰るつもりだったんだ。アフトクラトルに。エネドラに会いにいくつもりだった。どんな手段を使ってでも。新しい若い体とトリオン能力を手に入れて、国に帰るつもりだった。その為にボーダーを利用しようとしたよ。」
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松太(プロフ) - 蓮華さん» こんにちは。5年間もお待たせしてしまい申し訳ないです…。少しずつですが書いていくつもりなので何卒よろしくお願いします。 (2020年10月3日 12時) (
レス) id: ab0aa636e4 (このIDを非表示/違反報告)
蓮華(プロフ) - こんにちは更新が止まってから五年間更新再開されるのをずっと待っていました大好きな小説の続きを読むことができてとても嬉しいですこれからも更新楽しみ待ってます (2020年10月2日 23時) (レス) id: cec7260ef3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：松太 | 作者ホームページ：
作成日時：2020年10月2日 16時
