【ワールドトリガー】星々の恋唄［短編集＆番外編］ (ページ5)

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ご褒美［風間蒼也］月色菜花sリク！ページ5

Aさん→生徒
風間さん→学校の先生

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｢音無。お前今日、補習だからな？｣

『へ？』

というやりとりがあったのが
ほんの数時間前。

そして現在は一枚のプリントと
にらめっこ

『ムー…何で私が補習を…
まぁそーちゃん先生と２人きりなのは
良いけど♡』

｢その呼び方はやめろ
あと補習は静かにやれ｣

『だって！常に学年トップ！
ペーパーテストも実技科目も
満点しかとった事のない私が
何を補習しろと！？』

｢自分で言うな。

ちなみに補習科目は？｣

『道徳デス

って…やめて！その“仕方ないな"的な
視線はやめて！』ﾊﾞｯ

｢実際にそうだろう。
あと敬語を使え｣

うぅ((泣
第一何で高校で道徳なの？
もう義務教育は終わったよ

『あ！そうだ♪
そーちゃん先生が何かご褒美
くれるなら頑張れるんだけどなー♪
それか下の名前で呼んでくれるとか！』

｢却下だ｣

『ｸﾞﾊｯ!))そんなあっさりと』

それにしても…補習とはいえ
そーちゃん先生と２人きりなのは
本当にラッキーだ。

先生はモテる。
顔も整ってるし真面目で
けどたまに優しいし若い。
ちょっと小さいけど……

｢今何か失礼な事を考えなかったか？｣

『ｶﾝｶﾞｴﾃｲﾏｾﾝﾖｰ』

｢……そうか｣

ほら今も。
少し小首をかしげた姿とか
凄く可愛い…たまに私とかよりも
女子力高いんじゃないかと思う

ファンが多い事をこの人は
きっと気付いていないんだろう。

私はその内の1人…
いや。本気で先生を好きな人達の
うちの一人で

『はぁ……』

｢………………｣

たぶんそーちゃん先生の中では
私はたまたま受け持ったクラスの
中の1人。

『前途多難か……((ﾎﾞｿｯ』

｢A………｣

『え？…今、名まe…』

ｰchuｰ

最後まで言葉を言えなかった。

気付いたら凄く近くにそーちゃん先生の
整った顔があって。

軽いリップ音だけが響いて

口付けされた額の部分から
どんどん熱が…

『な！なななななっ////』

｢頑張れたら欲しいんだろう？ご褒美｣

最後にその妖笑で完全にノックアウト。

［君からしか貰えない特別なご褒美］

(終わりました！)ｶﾞﾀｯ!!
(ほら)
(オレンジジュース？)
(ご褒美だ)
(先生は私の思考の斜め上をいくんだね！)←