35 運動だぁぁ！ ページ36
子供用のアスレチックへ。
低めの段差のある丸太を移動したり、や平均台のような所など
(これなら私にもできそう…)
モ「A、いける？」
「にゃぅ…」
(えぇい、どうにかなるだろ…！)
ぴょん！ぴょん！と次へ次へ跳び移動する。
(お…おぉお？意外と…)
マ「意外とイケてんじゃん！」
ン「すごいすごいー！」
丸太を終えたら平均台へ。
そこは猫の小さい脚で、余裕でこなし、階段を上がって滑り台へ。
ザ「滑り台は怖いかな…？」
シ「意外と余裕でいけんじゃねぇ？」
そろっと下を覗くと、なかなかの高さ。
モ「Aー、無理しなくていいよー？」
下で待つモトキくんも、後ろでカメラを構えるマサイくんも心配そうにしている。
(どうしようかな…、人間みたいに滑り降りるのも難しいし…)
モ「A、おいで」
「！」
モトキくんが手を伸ばして待ってくれている。
「にゃ………」
恐る恐る、前脚を伸ばして一歩、一歩。
「にゃにゃにゃ……！」
する、と脚が滑って身体が前のめりになってしまう。
マ「あ、あぶな……」
(えぇい…！いっちゃえ…！)
途中から、モトキくんの元へジャンプした。
モ「A……！」
「にゃぁ！」
(モトキくん…！)
ン「すごいねA、すごいジャンプだったよ！」
ダ「落ちるかと思ってドキドキしちまったわ！」
ザ「すごいねぇー！猫っていうより鳥みたいだったよ！」
「にゃぁぁ〜」
皆に撫で回されて、褒められて。
百点をもらった子供のような気分。
そして、皆の一員になったかのような気分。
シ「よし！思わぬ撮れ高もあったことだし、次行くぞー！」
「「「おー！」」」
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作者名：成海 | 作成日時：2024年2月21日 14時
