猫とモトキ (ページ29)

今日:7 hit、昨日:25 hit、合計:1,110 hit

28　　心配かけてページ29

　
　
　

シ「Aー！お前というやつはー！」

　
「にゃぁ～」

翌日。
シルクくんの家に連れて行ってもらった私はシルクくんに撫で回されていた。

　

シ「本当に心配したんだからな！俺もモトキも！」

マ「俺等もなんだからなー！」

「にゃぅにゃぅ…」

声は強いが手は優しく猫のツボを確実に捉えた撫で回し方をしてくる。

(シルクくんもみんなも…ごめんね)

シ「もー今日はひたすら撫で回してやる…おりゃあ！」

「にゃぁ〜」

ン「次俺ね」

ダ「俺も…」

モ「……」

マ「どうした？モトキ」

モ「……俺のAなのになぁ…」

「！」

俺のA発言に驚いて動きが止まる。

それは皆そうだったようで、ニヤッと笑うと

ザ「モトキ〜！お前なに、独占欲かー？」

マ「独り占めしたいのかよ〜」

ダ「重たい男は嫌われるぞ？」

なんてからかわてる。

モ「違っ…そーゆうんじゃなくて…！」

慌ててるみたいなモトキくんなの思わず笑ってしまう。

シ「A」

「？」

不意に呼ばれ頭上のシルクくんを見上げる。

シ「モトキを宜しくな。…そばにいてやって」

仲間を思う言葉に

「………にゃぁ」

小さく返事をして、楽しそうに笑うモトキくんを眺めた。
　
　
　