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「なぁ照史…！どう思う…！？」
「いやどうって…、他人の空似ちゃうん？」
女性を見失い、追うに追えへんくなった為に諦めて家に帰ると、照史がやってきたので、飯を食いがてらその話をする。
「いや、あれはAやった。間違いない」
「………言いたかないけど、淳太くん。
…Aちゃんはもぅ亡くなって…」
「言うな！」
「っ…」
思わず声を荒らげると驚いてる照史の顔。
「っ、すまん…」
「いや…俺も…」
お互い沈黙してしまい、気まずい空気になる。
「……なぁ、淳太くん…」
「……なに」
「…Aちゃんをまだ好きなのはえぇとしても。
もぅ亡くなってるんや。
…キツイ言い方するけど、その傘の女性はAちゃんやない。
現実見てくれ…」
「………………」
分かってる。
照史の言ってることが正しいことくらい。
分かってるけど……
「……今日は帰るな？」
俯く俺の肩を叩き、照史は帰ってしまった。
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作者名：成海 | 作成日時：2019年6月13日 2時
