最終兵器 ページ12
太刀「出水」
出水「はいはい」
太刀「俺と風間隊とスナイパー3人は総攻撃で迅をやる。お前は三輪と米屋と組んで嵐山隊を足止めしろ」
出水「了解」
太刀「A」
貴「はいはい」
太刀「お前は全体の状況を見て臨機応変に対応しろ。確実に仕留められる方に行け」
貴「了解」
迅さんが言ってた二手に分かれるとはこういうことだったのか、と思った
私はバックワームを着用したまま民家の屋根の上に座る
貴「さーて、迅さんがどう動くか楽しみだなぁ〜」
当真「よぉA」
貴「ん？当真さん撃たなくていいの？？」
当真「あぁ〜？外れる弾なんか撃てるかよ、スナイパーとしてのプライドが許さねー」
貴「おぉ〜さっすが〜かっこいい〜」
当真「そんなわけで、俺は三輪の方に行くぜ」
じゃあな〜と言った当真さんを見送ると、、、、
ドンッ！！
貴「！！ベイルアウト、、？？」
迅「、、仕方ない、、プランBだ」
貴「あれは、、、、！！！、、、、」
.
.
そこにいたのは紛れもなく風刃を手にした迅さんであった
迅さんの最終兵器、、、それは彼の師である最上さんの形見である風刃そのものであった
貴「迅さんさぁ、、、、、」
私は夜空を見上げながら独り言をつぶやく
貴「別にあんな交渉しなくたって私はきっと手を引いてたよ」
そして私は迅さんたちに背を向け走っていった
.
.
迅「、、おっと、未来が変わった、、Aだな、、嵐山、聞こえるか」
嵐山『迅！！どうした！』
迅「おそらくそっちにAがいく、今のあいつは相当手強いはずだ、頼んだぞ」
嵐山『分かった！』
.
迅「さーて、ということで、太刀川さんたちにはきっちり負けて帰ってもらう」
.
.
.
.
やっぱり気に食わない、太刀川さんや風間さんが負ける姿なんて想像したくない
私は腰に刺さっている弧月を握りしめる
貴「ならせめて、こっちには負けてもらうし〜」
そうぽつりとこぼした拗ねたような声は夜の闇へと吸い込まれていった、、、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 209人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ワールドトリガー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆゆまる | 作成日時：2020年3月28日 16時
