【ヘタリア】道標【簡単世界史】

イタリア史(ざ)；古代 ページ7

「はいはーい、俺たちイタリアから話すよ！ヨーロッパの原型はローマじいちゃんが作ったようなもんだし、先に聞いておけばみんなの話も理解しやすくなるよ！」

「そうだな、生憎今日はギリシャが欠席だから、ヨーロッパで最初に発展したのはこの中じゃお前んとこになるからな。確か、俺ん家のロンドンを作ったのもお前のじいさんだったよな」
※共和政ローマ時代(紀元前6〜1世紀)に、現在のロンドン・パリ・ウィーンなどの原型が建設されている。

『イタリアさんがヨーロッパで最初に…』
会ったばかりでこんなことを言うのは失礼だが、そんなパイオニア的存在には到底見えない。


「おいA、今失礼なこと考えただろ。バカにするなよコノヤロー！」

「言いたい事はわかるぞ、A。そうは見えないだろうが、かつてこいつの家は人類史上最高と謳われるほど繁栄していたんだ」

「ヴェ〜、ドイツの言う通りだよ。じいちゃんはすごかったんだ！じゃあ、じいちゃんに教えてもらった昔々の話から、俺の今までのことを簡単に話すよ〜」


ーーーーーーイタリア史ーーーーーー※ここからキャラの偏差値が爆上がりします

「俺たちの家にはもともとラテン人が住んでてね、そいつらが今から2500年くらい前に“共和政“を始めたんだ」

「最初は平民と貴族の争い。それが終わると外界を侵略して、都市国家ローマがぐんぐん発展していった。
しばらくして政治の腐敗で国内が混乱すると、カエサルっつーハゲとその養子のオクタウィアヌスが活躍して、ローマ帝国ーー俺たちのじいちゃんを建てた」

「じいちゃんは西ユーラシアの大部分、さらに北アフリカまで支配して(添付画像参照)、しかもなんと！はるか東にいた中国とも貿易してたんだよ〜。中国はもうこの頃から大きかったよね」

「そうある。その頃の我はもうとっくに2000歳超えて、ちいちゃい頃の日本拾ってたある」
※23〜220年まで続いた中国の後漢王朝は弥生時代の日本と交流した。

「他にもキリスト教を発展させたりとか、とにかくめちゃくちゃ繁栄したんだけど、4世紀にゲルマンさんが押し掛けてきた時に、西ローマと東ローマに分裂しちゃったんだ。
イタリア以西を支配した西ローマはすぐに滅ぼされちゃって、東ローマだけが‘‘ビザンツ帝国‘‘として生きてくことになるよ」

「俺たちは旧西ローマ帝国に残された訳だが、そこにゲルマンのフランク王国が建てられて、ヴェネチアーノはその中に。俺はしばらく混乱だ」

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