ドイツ史(ざ)；統一前 ページ45
「さぁ、18世紀からは俺様プロイセンの時代だ。
スペインがハプスブルクからブルボン家に変わっちまったスペイン継承戦争では、俺はオーストリア側についたんだが…まぁもう聞いた通りハプスブルクが負けちまってよ。代わりにベルギーがお坊ちゃんちに来てくれたけどな。
あ、ちなみに俺んとこはハプスブルクじゃなくてホーエンツォレルン家だからな、間違えんじゃねーぞ！
それでもっと強くならなきゃなってことで、
フリッツ親父が『啓蒙専制』っつー最先端の政治を始めてな。
ここで色んな改革がされて、俺様は一気に強国になったんだぜ」
「頼もしいと思ってたんですがね…まさか‘あんなこと’をされるとは思いませんでしたよ」
「あれは18世紀の半ばだったか？俺はオーストリアの大事な大事なシュレジエンを奪い取って、完全にドイツ最強の国になった。尤も、伝統がある分オーストリアの権威は強いままだったけどな」
プロイセンさんもアメリカさんみたいに急激に強くなったのか。
それにしても、18世紀はそのアメリカさんも独立している頃だというのに、ドイツさんがまだ登場しそうにない。彼はどんだけ若いんだ。
「さて、18世紀末のフランス革命と私たちとの関わりですが…革命では、フランスの国王夫妻が処刑されました。処刑された王妃マリー＝アントワネットは、私の国の王女だった人です」
「彼女はいつも派手なドレスを着てたから、平民から随分嫌われちゃったんだよね。
しかも革命の時には平民に歩み寄らず、故郷のオーストリアに縋ってしまった。だから王室への信頼が消えて、お兄さんちでは立憲政治じゃなく共和政が始まったんだよ」
『なるほど…そう繋がっていたんですね』
「19世紀に入り、フランスのあの人(ナポ)が追放された後、
私が主催した『これからのヨーロッパどうしよう会議』で神聖ローマ帝国が完全に消滅しました。※イタちゃんは居眠り以下略
その代わり、ドイツ地域内にあった39の国・都市の間で『ドイツ連邦』が結成されます。
一つの国になったのではなく、あくまで国同士の繋がりです」
「だがな、連邦なんかじゃなくて一つの国にならないと周りの奴らと渡り合えないってことに、俺とオーストリアはいち早く気づいたんだ。
どうにかしてこのドイツ連邦を一つの国にしようと、沢山話し合ったんだが…上手くいかなくてな。
そこで俺んちのビスマルクって宰相が、話し合いをやめて『鉄と血による統一』を目指して動き始めた。1850年を過ぎた頃だ」
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世界史選択(プロフ) - モブキャラＡさん» ぎゃーありがとうございます！！めちゃくちゃ嬉しいです！分からない所があったらいくらでも質問してくださいね(*´▽｀*) (2022年12月5日 18時) (
レス) @page20 id: acebb39c83 (このIDを非表示/違反報告)
モブキャラＡ - すごくわかりやすいです！！！こんな小説探してました……！！素敵な作品をありがとうございます……😇 (2022年12月5日 17時) (レス) @page35 id: cebb1c38ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：世界史選択 | 作成日時：2022年11月20日 0時
