ドイツ史(ざ);Prologue ページ42
談笑しながらご飯を食べて、1時間昼寝をすることにした。
イタリアさんやセーシェルがどうしてもと言ったからだ。
歴史を語るのは中々疲れるということで、普段は却下されるというこの要望は特別に通った。
Aにも昼寝の習慣があったから、私にとっても有難い。
アメリカさんの大きいお部屋で、みんなで布団を敷いて寝た。
「お前ら起きろ!!!!!!!」
…ドイツさんの声で起こされた。
他の人たちも私と同じように、眠い目を擦っている。
「なんだい、おやつかい?」
「アフタヌーンティーの時間か…むにゃ」
「昼寝は1時間と決めたはずだ!!何をスヤスヤと寝ているんだ、起きろイタリア!!!!」
「zzz…パス…タ…」
「ムキィーーー!!」
昼寝を始めてからちょうど1時間…ドイツさんはなんて規則正しいんだ…
部屋の外に出ると、日本さんと中国さんがいた。
『お二人とも、何してるんですか?』
「あぁ、Aさん。おはようございます。
今私はラ●オ体操、中国さんは太極拳をしているところでしたよ。
どちらもそれぞれの国の由緒ある体操です」
「100年のラジ●体操と1000年(諸説有)の太極拳を同列にすんなある」
2人の体操を見ていると、みんな起きて集まり出した。
そろそろ会が始まる。
「A、さっきから俺たちが勝手に話す順を決めてしまっていたけど、君自身は誰の歴史を聞きたいんだい?」
『そうですね…ドイツさんのお話を聞いてみたいです』
この会を最初の方から纏めてくれていたドイツさんは、イタリアさん曰く「‘本人は’かなり若い」という。どういうことなのか結構気になっていた。
「お、A、中々めんどくさいとこ突いたね。
ドイツの歴史って下手したら1番難しいんじゃない?」
「む…確かにな。俺のことを全く知らない奴に話すのは少々苦労がいる。どうやって話そうか…」
ドイツさんはウンウン唸り出してしまった。そんなに難しいのか。
『あ、じゃあ誰か別の…』
「俺を呼んだかヴェストぉ!!!!!
頼りになるお兄様が来てやったぜぇ!!!!!!」
「に、兄さん!」
『兄さん??』
白い髪に小鳥を乗せた男性が、窓を壊して入ってきた。
「彼はプロイセンですよ、Aさん。ドイツの前身です。
プロイセン、こちらはAさんといって・・・」
〈というわけで、ドイツの歴史はプロイセン・オーストリア・ドイツが3人がかりで話してくれることになりました。〉
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世界史選択(プロフ) - モブキャラAさん» ぎゃーありがとうございます!!めちゃくちゃ嬉しいです!分からない所があったらいくらでも質問してくださいね(*´▽`*) (2022年12月5日 18時) (レス) @page20 id: acebb39c83 (このIDを非表示/違反報告)
モブキャラA - すごくわかりやすいです!!!こんな小説探してました……!!素敵な作品をありがとうございます……😇 (2022年12月5日 17時) (レス) @page35 id: cebb1c38ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:世界史選択 | 作成日時:2022年11月20日 0時