蘭白史(ざ):蘭独立前 ページ38
「これで3つの時代の超大国の歴史を聞き終わったことになるね。
スペイン、次は誰の話を聞かせたらいいかな?」
「せやなぁ…オランダとベルギーやな。俺と関わりが深いからな、頼むわ」
「お兄ちゃん、うちらの歴史やって!
Aにめいっぱい聞かせてあげようなぁ」
「参考になるようなもんかは分からんけど、とりあえず聞いていきね」
『ありがとうございます』
16世紀と19世紀にそれぞれ独立したというオランダさんとベルギーさん。
このお二人の歴史はどのようなものだろうか。
ーーーー蘭白史ーーーー
※相変わらず方言変換サイト使用です。大目に見てください。
※ネーデルラントだと長いので蘭白って書いたんですが、cp名とかになっちゃってたりしますかね…?使わない方がよかったら、コメントでご指摘お願いします(>人<;)
「俺とベルギーは、他の奴らの例に漏れず、紀元前後から9世紀まではローマ帝国とフランク王国で暮らした。
フランク王国が分裂した後、俺は神聖ローマ/ベルギーはフランスの家に入ったが、
14世紀にベルギーで急に強なった‘ブルゴーニュ’って奴が俺のとこにも来て、
俺たちは再び一緒になったんや」
「ブルゴーニュって、百年戦争の時にイギリス側についてお兄さんの邪魔してきてたヤツじゃん!
あいつやたら強くて面倒だったんだよな〜。お前たちだったのね」
「15世紀になると、ブルゴーニュのお姫様が神聖ローマの王子様のとこにお嫁に行ってな?
さらにその子供がスペインのお姫様と結婚したことで、
うちらは神聖ローマとスペインの家を行き来するようになって。
でも16世紀にはこの2つの家の繋がりが切れて、うちらは神聖ローマかスペイン、どっちの家に住むか決めろ言われてな。その時にスペインさんの家を選んだんやで」
※ここかなり複雑なので、添付画像をご活用ください!
『そういう経緯があったんですね』
あれ?でも16世紀って…
私の疑問は声に出ていたようで、オランダさんがそれに答えてくれた。
「ほやよ。
スペインがイギリスに負けて、その隙に俺が独立したのも16世紀や。
スペインの家に入って早々、俺のとこでは宗教改革が流行って、カトリックのスペインから独立しようちゅう動きが高まった。
そん時に丁度イギリスがスペインを弱らせてくれたで、上手く家出できたってわけや」
「さっきも言うたけど、ここで残ったのがうちベルギーな。うちらはここから暫く別々に生きることになるで」
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世界史選択(プロフ) - モブキャラAさん» ぎゃーありがとうございます!!めちゃくちゃ嬉しいです!分からない所があったらいくらでも質問してくださいね(*´▽`*) (2022年12月5日 18時) (レス) @page20 id: acebb39c83 (このIDを非表示/違反報告)
モブキャラA - すごくわかりやすいです!!!こんな小説探してました……!!素敵な作品をありがとうございます……😇 (2022年12月5日 17時) (レス) @page35 id: cebb1c38ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:世界史選択 | 作成日時:2022年11月20日 0時