wonder.07 ページ10
何事にも動じない態度にﾐﾗｰﾌｫｰｽは目を伏せ後ろに目を向ける。シヴァに見ろと言うように。
少し笑みながら見れば他の"黒アルカナ"が立っていた。
･
「くくっ…あの話は本当だよね、joker…」
キングのアルカナ…レオナルド･アロウズ
ｾﾐﾛﾝｸﾞの髪と真っ暗な黒い目が特徴的なﾏｯﾄﾞｻｲｴﾝﾃｨｽﾄ。
これはまた個性溢れる役者だな、とシヴァは心の中で静かに微笑む。
「僕は嘘は付かないよ」
「ならいいんだけどね…」
･
「貴様…私を此処に呼び出すとは余程死に急ぎ過ぎたいのか」
黒アルカナ、ジャック…キル･セイラ。
艶やかな黒髪と光る紅い目、全身を黒服で装った女性だ。
ある意味この中では最も世界を敵対視する者だ。
「あははっ、面白い…その為のこの遊戯だよ」
「…」
警戒し此方を睨んできた。これはまた役に従順な者だ…
･
そして最後…
「君からのお呼ばれとは珍しいものだ」
黒アルカナ、エース…ヴァイオレット･フランシス。
これもまた全身を黒く装う。美しい青髪と群青の瞳を持つ自分によく似た者…
この世界じゃあ珍しい性格に口角は意識せずとも上がる。
「ま、君にはいい機会だ」
･
そこに立つ四人の"黒アルカナ"を見つめながらシヴァはにっこりと微笑む。
「君達には遊戯に参加する。そして…対となるアルカナを倒してもらおう。」
「メリットは」
鋭い目付きで問うキルにシヴァは予想通りだ、と思い伏し目のまま答える。
「勿論。君達がアルカナを＿＿＿ならば…」
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「この世界を壊す権利をあげる」
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「…それは本当か？」
食い付きが良かったのはやはりレオナルド。珍しく目が輝いている。
世界の住人に"意思"を与えたからこそこういう変化は実に面白い。
「うん、本当…ふふっ」
「その場合そなたは消えるのか？」
「それも権利を持つ者に任せよう。世界を消すこととは僕が消えること。」
これで役者には闘志が宿る。それを僕は傍観者として見つめるのだ。
―――結末は誰も知らない
―――台本も何もない。
だから…
「………面白い」
･
ラッキーアイテム
革ベルト
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干しブドウ(プロフ) - *Noah*さん» ありがとうございます。本当にすみません。 遅くなりましたが、続編おめでとうございます！ (2013年9月5日 6時) (
レス) id: f90a39998a (このIDを非表示/違反報告)
新月 - レオナルドwwwwどう見ても変態ですどうもありがとうございましたwwww (2013年9月1日 20時) (レス) id: f28c9b2fce (このIDを非表示/違反報告)
*Noah*(プロフ) - 干しブドウさん» こちらこそキャラをありがとうございます！ いえいえ、その方が個性などもあって良い思いますよ！頑張りますねo(｀^´*) (2013年8月31日 19時) (携帯から) (レス) id: d37f8ae8d8 (このIDを非表示/違反報告)
干しブドウ(プロフ) - ヴァイオレットを出していただき、ありがとうございます。 よく考えると、黒アルカナのくせに、アルカナのエースにまったく似てなくて、ごめんなさいm(_ _)m もっとよく考えるべきでした…。 更新頑張ってください！ (2013年8月31日 16時) (レス) id: f90a39998a (このIDを非表示/違反報告)
*Noah*(プロフ) - 大殿さん» あげてみたくなりました(笑) 泣いちゃいましたか！？(ﾟДﾟ) ありがとうございます、頑張りますね！ (2013年8月27日 17時) (携帯から) (レス) id: d37f8ae8d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*Noah* | 作成日時：2013年7月28日 23時
