２３話、優しさ ページ25
NO SIDE
「そっか…。嫌なこと思い出させちゃったかも…。ごめんね。
そうだ。一つ聞いていいかな？」
「うん。なに？」
千佳の問いかけにAは、とても寂しそうな顔をする。
「その、今、Aちゃんが使ってるトリガーって…」
「…。そう。お姉ちゃんが残したトリガー。」
「…。ごめん。今日は帰ってもらっていいかな？眠くなってきちゃった。」
寂しそうな顔で微笑み、ベッドに横たわるA
「…。うん…。じゃあ、明日も来るね。」
「うん！あ、悪いんだけど、プリン買ってきてくれると嬉しいなぁ…。」
「うん！わかった！」
千佳が帰った時、ぴこん、Aのケータイから音がする。
杏理A、明日、お見舞い行くからね。
そんなメッセージが来ていた。Aは、すぐに拒絶の返信をし、冷蔵庫からみかんをとりだし、テレビをみながら食べていた。←
「……ご飯の時間だ。」
そう呟くと同時に、看護婦の声が聞こえた。
「榛名ちゃーん。食事の時間だよー。」
ちなみにこの看護婦は、蒔菜の母親。
「え。お魚…」
「えぇ。…あら？Aちゃん、お魚嫌いだったかな？」
「はい。」
「好き嫌いはダメよ。」
「はい…」
その後、高速で食べたAは、歯を磨き、シャワーを浴びて、布団に入った。
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ワートリ大好き - 面白いです。更新頑張って下さい。応援します！！ (2017年2月26日 22時) (
レス) id: ccac1e297a (このIDを非表示/違反報告)
れんりん2(プロフ) - 秋桜姫さん» お、面白いですか？あ、ありがとうございます！更新頑張ります！ (2016年3月16日 19時) (レス) id: 9d7439655e (このIDを非表示/違反報告)
秋桜姫(プロフ) - こんないい作品が作れる何て...！すっごい面白いです！！更新楽しみにしてます！ (2016年3月16日 15時) (レス) id: 990e4e806e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんりん | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/106451/
作成日時：2016年1月16日 16時
