正々堂々 (ちょっと甘いかも) ページ39
「Aさん」
『はっ、はい!』
腰に手を添えられて横に座りあったまま、軽く顎を持ち上げられ、もう逃げられない…そう思った時
『んっ…』
「…ん」
喜多見チーフに、キスされてる…
しかも、舌入って…
『ッ…、!』
しかも、結構長い……息、吸えな…
『(意識が、飛ぶ…)……』
そう思った瞬間、唇が離れる。何、急に…!
『ッ…ハァ、ど、うした…んですか』
「おっと……」
フラリと力が抜け、喜多見チーフに抱き締められる
「もう、そろそろ言っとかないと…そう思いまして…」
『だから、何を?』
「好きです、Aさん。貴女が」
『……わた、私が…!?』
「はい。生涯を共に生きて行きたいと思えたのは、Aさんじゃ無いと、無理だと思ったから」
『…!』
「勝手な憶測ですけど、千住さんにも"同じ様な事"、言われたでしょう?」
『!!!』
ブワッと脳裏に甦る
「ハハッ、図星ですね。でも俺は諦めるという選択肢はありません」
だから、心してくださいね____
いつもより低いトーンで耳元に囁かれる
目の前にいる人は、本当に、喜多見チーフなの…?
『ッ〜!』
「じゃあ、半袖と上着持って行きましょうか。皆さん心配しているだろうし…千住さんだって…ね?」
『(絶対からかってる…!)そう、ですね』
「ジャケットは落ち着き次第で返して貰えれば」
『何から何までわざわざすみません』
「俺がやりたくてやってる事ですから」
『…!はい!!』
外に出ると雨は止み、晴天になっていた
(何だその格好は…!それ…!)
……(さっきの事思い出してフリーズ中)
(((((こりゃなんかあったな)))))
(喜多見のやつ、堂々…)
(負けるつもりはありませんよ、千住さん)
(ハッ、上等だ喜多見)
2人の間で火花が散っていたことを当然知る由もない
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りんご - ありがとうございます! (2021年9月20日 0時) (レス) id: e16d10e994 (このIDを非表示/違反報告)
青髪(プロフ) - りんごさん» 長らくお待たせいたしました、公開いたしましたので!! (2021年9月19日 18時) (レス) id: d47be869be (このIDを非表示/違反報告)
りんご - パスワードを教えていただきたいです。 (2021年9月19日 18時) (レス) id: e16d10e994 (このIDを非表示/違反報告)
青髪(プロフ) - 真島氏。さん» コメントありがとうございます!更新量は疎らですが、最終話まで読んでいただけると大変助かります!これからの展開にご期待ください! (2021年9月16日 19時) (レス) id: d47be869be (このIDを非表示/違反報告)
真島氏。(プロフ) - ドラマで千住体調と喜多見チーフにはまったので、こんな素敵な作品があるなんて嬉しすぎます!!!これからも更新楽しみに待ってます! (2021年9月16日 19時) (レス) id: c703033ecf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青髪 | 作成日時:2021年9月13日 10時