TOKYO MER【彼らの恋愛模様】

食堂 ページ2

今日も厳しい訓練が終わり、昼休憩に入ろうとしていた




『昼飯！！』




今日の昼さは何かなー、なんて考えていた矢先




「静かにしろ及川」




『はい？？ただ昼飯って叫んだだけですが？』




「叫ぶな、もう少し声のトーンを落とせって言ってるんだ」





たかが昼飯くらいで、と言い終わる前___





『((カッチーン』




「「「(あ、これまた始まる)」」」





Aと口喧嘩が始まるまで_______









・






・




in食堂




『おばちゃーん、いつものやつ！！』





「はいよ！おばちゃん特製焼肉丼！」





丼の上には大量のバラ肉が乗った焼肉丼が鎮座している





「いっつも肉だけじゃバランスよくないから野菜もきちんと食べてね」





『ゔ……』





皿に盛り付けられたサラダを見て怪訝そうな顔をする





「正論だろ、お前の場合」





『嫌味でも言いに来たんですか』





「あんな肉だらけの飯食って職務中に倒れられてもこっちが困る」






『ゔぅ……』





渋々サラダを受け取り、席につく






「A、隣座っていい？」






『おう！一緒に食おう！』






「女子が"おう"とか"食おう"って言わないの」





隣に座ったのは、 Aと同期である瀬木蓮也。同じ隊に所属している





『えー』






「えーじゃない。口にタレ付いてるよ？子供みたい」







『はぁじで？！(マジで！？)』






ティッシュ取ってくるねとAに微笑み、リスのように口いっぱいに頬張っているAは首を振ることしか出来なくて







「実際は心配だって顔してますよ」







「…否定はしない」

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