コード・ブルー(番外編)

……(かわいい) ページ4

藍沢said



あんな(人1)の怯えようは初めて見た




藍沢「…」





…まさか盾にされるとは思わなかった









"で、出ていって！！キミが来る場所じゃない！"








男にはっきり言うとは









ま、(人1)らしいな









『バーカ！！テメェのことなんか一生覚えねぇよ！痛ッ…』









藍沢「だから叫びすぎだ」









バコッ(軽く)とカルテが入ったファイルで頭で叩く






『手加減してよ…ハァ…っつーかなんで僕の職場を知ってるんだ？うーん…考えれば考えるほど…もしかしてアイツが裏でこそこそやってたりして…痛ッ』






手加減はしたつもりだ(勿論)








藍沢「月守、お前ろくに寝てないだろ」






本来は月守を名前で呼びたい





『んー…どうだろうね』






だが、(人1)は名前を呼ばないでと言った






藍沢「はぐらかすな」






何か理由があるのか？






『ん…分かった…勿論、あんな野郎より断然、藍沢のほうがカッコいいからね』






藍沢「！？」





まさに不意討ちだな






コクコクと舟を漕ぎ始めた







『…もっかい…寝るね…』








座ったまま気を失ったように寝ていた





(人1)の傷に響かないようにゆっくりとベッドに体制を変えた




ピョコピョコと髪が跳ねている







跳ねている部分を撫でるように触った








『…あ、い沢』









藍沢「…」








『僕…は、キミに……惚れ…てしまっ…た、のか……な』








藍沢「！！！」







両方思いなのかもしれない









他愛のない話で連絡したり









良く目線で合図をしたりすることもある









自然と一緒にいることも屡々ある









お前を絶対離しはしない









覚悟しておけよ？(人1)









藍沢said終わり

大丈夫…大丈夫(月守？の続きです)→←起きたか

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す