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「それと、生徒たちがお前に舌打ちされて睨まれたと怯えていたぞ。
そんなに嫌だったか?この依頼…」
「や、睨まれたの俺なんだけど…」
それから数分ほど話をしていると、
思い出したように烏間が言ってきた。
チクりやがったな、ガキ共…。
しかもやったことが改造させられている。
「ああ、そうなのか。
そうだよな、お前睨むものも睨まれるのも嫌いだし」
「…覚えててくれたん?」
「当たり前だろ」
烏間は俺の頭を優しく撫でた後に、
立ち上がって生徒たちの方を眺め始めた。
当のガキ共は、また俺の方を見てヒソヒソしている。
「俺から注意しておくが、何かあればまた教えてくれ」
烏間はそう言い捨てて階段を下り、ガキ共の所に向かった。
烏間が向かった途端、
ガキ共は嬉しそうな心配そうな、
そんな表情で烏間を囲んで騒いでいる。
所詮仕事のために面倒を見てるとは言え、烏間も苦労してんな…。
そんなことを思いながら、
隣に置いていた大きめの黒いリュックを持って俺も立ち上がった。
烏間がプリン奢ってくれるって言ったから、
言ったから昼休みの間にいい店調べておこうと思って。
不意に振り返ってみるけど、
烏間はガキ共とのお喋りに夢中。
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「……」
スマホを片手に、
俺は駆け足で用意された保健室に向かった――――。
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作者名：琉亜 | 作成日時：2018年9月10日 14時
