【暗殺教室】自殺未遂保健医 (ページ14)

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*前原side

中村とが悔しさと焦りが混じった表情で俯いている。

片岡と磯貝も、
何も言えず暗い表情で烏間先生を見てる。

俺は、何も言えなかった。

.

いつもそうだ。

誰かの言葉に乗っかって、
不利になれば周りと同じように黙って同化する。

俺の、悪い癖だ。

.

.

今のままじゃ、ダメだ―――ｯ

.

「…確かに、嘘吐いた。

　俺が中村と組んで、烏間先生に嘘チクったよ…。

　でもさぁ、それぐらい怖いんだよ!!

　烏間先生は知り合いだからいいかもしんねえけど、

　怖い記憶植え付けられた後、
　また知らない人間が来てすぐに信じろなんて無理な話だろ!?

　いつ殴られんのか蹴られんのか、

　薬盛られたらどうしようとも考えたくなるって!!」

「前原…」

烏間先生に、先生自体にこんな大きい声で感情をぶつけたのは初めてだ。

烏間先生も磯貝たちも、
俺を見て驚いていた。

烏間先生は俺の顔をジッと見てきた後、少し悩んで素振りを見せて口を開いた。

「前原君、腹の傷はもう大丈夫か?」

…はぁ?

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