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第八話 ページ9

時刻は23時。

いつもの、ベルモットと俺が落ち合うときに使う倉庫だ。

辺りは暗く、光は倉庫内のランプしかない。

「遅いじゃない…レディを待たせるなんて、どういうつもり?」

『よしてくれ。俺は時間ちょうどに来た。お前が早かったんだろ』

いつもと同じ会話。

いつもと違うのはベルモットの隣に人がいることだ。

暗くてよく見えない…。

僅かに足が見えた。

…細い。しかし女性には見えない。

『で?バーボンというのは?わざわざ呼んだんだからよっぽどの子なんだよね?』

「えぇもちろん。きっと貴方の『お気に入り』になるわ」

バーボン、自己紹介をしなさい。

そう促されると、わかりました。と聞きなれた愛しい声が倉庫に響く。

『彼』の姿が見えるよりも早く目を見開き、驚いた。

コツコツと、だんだんとこちらに近づく音が聞こえる。

「初めまして、バーボンと申します。以後、お見知りおきを」

なんとバーボンとはAが愛してやまない、あの鬼上司_____降谷零だったのだ。

『…っ』

向こうも少しだけ目を見開いていた。

まぁそうだろうな。向こうからしたらなんで部下がいるんだってかんじだろうし。

…いけないいけない。今は『ノア』だ。『伊達川A』じゃない。

ていうかそんなことより。

『……い』

「あの、ノア…ですよね?ベルモットから聞いてます。組織の実質トップだとか…」

『かっ、かわいーーーー!!!!!!!!!!』

ガバッとバーボンに抱きつく。

「おっと…」

勢いのあまり崩れ落ちそうになるのを支えてくれるバーボン。

バーボンでもイケメンだな!?!?!??

なんで降谷さんがここにいるのとかそんなことが吹っ飛ぶくらいには目の前のバーボンが可愛すぎる。

いつものスーツではなく、袖のまくられたシャツに黒いベスト。首元には…なんていう名前か知らんけどなんかお洒落な丸いやつ。

いつもと雰囲気違ってすごいセクシー。

あの降谷さんがこんな服着るとか…。夢でも見てるのかな?

実際夢であってほしかったけど。

「ノア。バーボンが困ってるわ。離してあげなさい」

『やーだー!この子超可愛い!『お気に入り』決定!呼んでくれてありがとうベルモット!』

「ノア、顔がよく見えません。よろしければ見せてもらえませんか…?」

バアアアアアアボン君はそういうキャラなんだね!?

くっそ……可愛すぎる……。

この可愛さ罪。終身刑だわ…。

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ウロ・イライジャ - とても面白かったです!更新楽しみに待ってます( ´ ▽ ` ) (7月3日 0時) (レス) @page34 id: 21b25aa0ce (このIDを非表示/違反報告)
若宮真琴 - 面白いです!終わっちゃったけど、続編期待しています!頑張ってください! (2020年6月25日 21時) (レス) id: f98349de18 (このIDを非表示/違反報告)
いおり - とても面白かったです。更新、いつまでも待ってます。これからも応援しています。 (2019年7月7日 8時) (レス) id: 72842f6fe9 (このIDを非表示/違反報告)
夜月 零夜 - 面白かったです。続き楽しみに待ってます! (2018年10月27日 21時) (レス) id: 4eecf6d1f3 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 更新待ってます(`・ω・´)ゝ (2018年10月1日 7時) (レス) id: ec05134e8c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とりにく | 作成日時:2018年5月15日 18時

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