第二十話 ページ21
『お前…俺に何か恨みでもあるのか？』
「さっきからうるせぇなぁ…聞いてなかったのかぁ？こうだぞって」
ドンと、もう一度金属バットを床に叩きつける。
『…』
「ははっビビってんのか？」
『…』
俺は無言を貫く。
「ちっ…つまんねぇなぁ」
はあー？お前が黙れって言ったんだろうが。
なんだコイツ頭おかしいんじゃねえのか。おかしかったわ。
「…じゃ俺ちょっと外に出っから」
『えっ』
「タバコ吸いてぇんだよ。ここ狭いし室内だから煙たいだろ。俺だってそんなのゴメンだ」
『…』
意味不明すぎる…。
なんで俺を野放しにしておくんだ…。
一応縛っているとはいえ、無用心すぎるだろ…。
俺が言うのもなんだけどさ。
『…』
無言で犯人を送った後、俺はある過去を思い出した。
そういえば、俺、昔もこんなことあったな…。
その時も、周りに誰もいなくて、一人拘束されてたんだっけ…。
＿＿＿＿ドクン
『っ…』
すごく怖くて、幼い俺はわんわん泣いたな…。
＿＿ドクン＿＿＿ドクン
『あ………いや………』
怖くて、恐くて、助けてって言っても誰もこなくて…。
＿＿ドクン
『あっ、あっ…ああああああああ！！！！！！！いやっ…誰か…誰かいないのか…！！！！いやだ…誰か、だれか、だれか…………！！！！！ふるやさん……ふるやさ………！！！』
＿＿ドクン＿＿＿ドクン
『ああっ…ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……ごめんなさい……』
＿ドクン＿ドクン＿ドクン＿＿
『いやだ…いやだああああああ……ああ、助け、て……助けて………降谷さん……』
＿＿＿＿プチッ
俺の意識はそこで途絶えた＿＿＿＿＿
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ウロ・イライジャ - とても面白かったです！更新楽しみに待ってます( ´ ▽ ` ) (7月3日 0時) (
レス) @page34 id: 21b25aa0ce (このIDを非表示/違反報告)
若宮真琴 - 面白いです！終わっちゃったけど、続編期待しています！頑張ってください！ (2020年6月25日 21時) (レス) id: f98349de18 (このIDを非表示/違反報告)
いおり - とても面白かったです。更新、いつまでも待ってます。これからも応援しています。 (2019年7月7日 8時) (レス) id: 72842f6fe9 (このIDを非表示/違反報告)
夜月 零夜 - 面白かったです。続き楽しみに待ってます！ (2018年10月27日 21時) (レス) id: 4eecf6d1f3 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 更新待ってます(｀・ω・´)ゝ (2018年10月1日 7時) (レス) id: ec05134e8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とりにく | 作成日時：2018年5月15日 18時
