検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:144,373 hit

第十三話 ページ14

せっかくの非番を潰されるような予感がするが、降谷さんの車の助手席に乗れるのだ。

むしろ全然いい。

なんたってドライブデートだからな!!!!!

「おい。ニヤニヤするな気持ち悪い」

『だって隣ですよ!?一生のうち乗れるかどうかすらわからないというのに…!!』

「あーそうかよ。わかったからそのニヤケ顔どうにかしろ」

俺は一旦降りる、そういう降谷さんの目の前には一台のトラックがいた。

(あれが宅配業者のクール便か……?)

チラリと降谷さんの顔を見ると、バーボンの顔になっている。

(えっ………)

イケメン…。

「すみませーん!この路地狭いから…譲ってもらえませんか?」

ニヤリ。

「傷つけたくないので!」

かっこい〜〜〜〜〜♡♡♡♡♡♡♡

え〜〜〜〜♡♡♡♡♡

「た、探偵の兄ちゃん!」

探偵の兄ちゃん?

安室さんのことだろうか。

探偵っていう設定か…。ただのポアロ店員かと思ってたが…。

たぶん、探偵しながらポアロで働いてるってとこかな。

探偵なら長期的な任務とかあってもポアロを休みやすいだろうし。

「助けて〜!!」

ん?子どもだ荷台の中にいる?

なんで?

ていうかあれクール便でしょ?寒くない?

「あれ?君たち何やってるんだい?そんな所で…」

「い、いやこれは、その…」

「ガキと知り合いか…」

二人の宅配の人と思われる男たちの表情が変わる。

「見られちまったら仕方ねぇ…ガキを殺されたくなかったらあんたもコンテナの中…」

降谷さんに脅しをかけるがそんなもの降谷さんには通じない。

でもこのままだと子ども達が危ない。

(降谷さんどうするんだろ…)

どうするんだろ、そう考えてたのも束の間。

「かはっ……!」

ドゴォと大きな音が聞こえた。

降谷さんが男の一人の腹を殴っていた。

(うわぁ…痛そー…ご愁傷様…)

握力ゴリラと公安では有名な降谷さんのパンチだ。

骨とか折れてないだろうか…。

まぁ一応彼らも俺らが守る日本の市民だから心配しておく。

「言ったでしょ?傷つけたくないから譲ってくれと…」

イケメンがいるぞーーーー!!!!!

一人キャッキャ騒いでいると降谷さんが笑顔で

「あなたもやります?」

俺にやって〜〜〜〜♡♡♡♡♡♡

まぁ本当にされたらたぶん俺は色々な意味で死ぬだろうけど。

もう一人の男が焦っていると降谷さんが眼鏡をかけた男の子に話しかけていた。

「じゃあコナン君!この事を警察に…」

その少年を見ると、雷が俺に落ちた気がした。

第十四話→←第十二話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (194 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
477人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ウロ・イライジャ - とても面白かったです!更新楽しみに待ってます( ´ ▽ ` ) (7月3日 0時) (レス) @page34 id: 21b25aa0ce (このIDを非表示/違反報告)
若宮真琴 - 面白いです!終わっちゃったけど、続編期待しています!頑張ってください! (2020年6月25日 21時) (レス) id: f98349de18 (このIDを非表示/違反報告)
いおり - とても面白かったです。更新、いつまでも待ってます。これからも応援しています。 (2019年7月7日 8時) (レス) id: 72842f6fe9 (このIDを非表示/違反報告)
夜月 零夜 - 面白かったです。続き楽しみに待ってます! (2018年10月27日 21時) (レス) id: 4eecf6d1f3 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 更新待ってます(`・ω・´)ゝ (2018年10月1日 7時) (レス) id: ec05134e8c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:とりにく | 作成日時:2018年5月15日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。