飴:夏代孝明 2 ページ10
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ヒールを鳴らし、少し急いで電車に乗ってきた女性。…こんな夜まで仕事かな。録音を終わらせて、乗り込んだいつもは乗らない時間帯の電車。
何となく、ちらちらとドアにもたれて立つ人を見ていた。…家に帰って、ゲームしたいな。配信、はどうしよう。
「え、」
配信しよっかなー、とツイッターを開きながら考えて、何となく目を移すと立っていた女性がふらりと足から崩れ落ちた。驚いて、急いで駆け寄った。
「大丈夫ですか？」
半ばパニックになってる俺の口から出たのはそんなセリフ。俺が駆け寄ったからか他の人は立ってはこないもののちらちらと視線を感じる。
「あ、すみません、大丈夫です。多分、ただの貧血なので。」
とりあえず、座ってください。と手を差し出して、さっきまで俺が座っていた椅子まで連れて行った。俺の隣に座っていたおばさんが、あらあらと言いながら鞄からカイロを取り出し女性に渡しているのを眺める。…びっくりした。
カイロを手に、落ち着いたのか彼女の目線が上の方、俺の顔の方へと向いた。
「ありがとう、ございました。」
ぺこり、と下げた頭と一緒に髪がさらりと動いたのが目の端に見えた。
「いえ。あ、良かったら飴食べます？」
スタッフさんにいくつか貰った飴をポケットから出して手渡した。何にもできない俺に何かできることなんてこれくらい。
「あ、ありがとうございます。」
ふわり、笑った笑顔が印象的。
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蒼(プロフ) - 杜若さん» 一気に読んでいただけてめちゃくちゃ嬉しいです、ありがとうございます！そらるさんですね、了解です！ (2019年1月12日 22時) (
レス) id: 68185a5988 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - ドブ鼠さん» ありがとうございます！ご満足いただけたなら嬉しいです。いつでもリクエスト待っているので気軽にしてくださいw (2019年1月12日 22時) (レス) id: 68185a5988 (このIDを非表示/違反報告)
杜若 - はじめまして、やっと追い付いた…一気に読み進めちゃいました。リクエスト宜しいでしょうか？そらるさんで膝枕での昼寝、書いて頂けますと幸いです。 (2019年1月11日 21時) (レス) id: 6c5fffe0c8 (このIDを非表示/違反報告)
ドブ鼠 - 蒼さん» リクエスト応えていただきありがとうございます！めっちゃニヤニヤしながら見ちゃいました笑 (2019年1月11日 9時) (レス) id: 16ce024e1f (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - ドブ鼠さん» ありがとうございます！！うらたさんですね、了解しました。来週中までには投稿できるよう頑張ります！リクエストありがとうございます！！ (2019年1月6日 10時) (レス) id: 68185a5988 (このIDを非表示/違反報告)
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